インフレに強いスーパーはどこなのか??

#731
こんにちは、チャーリーです!
2021年に入ってからインフレが加速し始めましたが、インフレに強かったスーパーマーケットを調べたいと思います。
強かったってインフレが終わったような表現ですが、言いたいことはインフレ時でも業績が落ち込まなかったということが言いたいんです。
調べてみるスーパーは以下の3社です。
コストコ
ウォルマート
ターゲット
まずはアメリカのインフレ率の推移から確認します。
2021年4月から急激にインフレ率が上昇していることがわかると思います。
このインフレ率の推移を踏まえた上で株価推移を比較してみます。
2021年~2022年12月12日まで
あくまで株価の推移を比べると、インフレが加速してきた期間ではコストコが一番株価が上がっています。
「あくまで株価の推移を比べると」って書いたのは、株価は短期的には企業価値と連動はしないからです。
株価推移だけを見てインフレに強いビジネスを有しているのかどうかは判断ができません。
念のためコロナが流行した2020年からの株価比較もしてみます。
2020年基準でも株価の上昇率ではコストコが断トツに高いです。
ウォルマート、S&P500、ターゲットはほぼ同じです。
今度は2019年12月末からの純利益の推移を調べてみたいと思います。
※ 2019年12月末を100として計算しています。
2019年12月末を基準に計算すると、やっぱりコストコの純利益が一番伸びています。
注目してほしいのは、コストコのデコボコ具合です。
他の銘柄と比べるとほぼデコボコしていないのがわかると思います。
これこそがコストコの強固なビジネスモデルを物語っています。
お客様には「食べるものは不景気になっても需要があるから、コストコは純利益があまり落ち込まないんですよね」とよく言われます。
ただ、それが間違いだったということがわかりました。
もし、「食べるものは不景気になっても需要があるので業績が落ち込まない」ということなら、ウォルマートやターゲットなどの他のスーパーマーケットはなんで業績が落ち込んだんでしょうか??
そう考えるとコストコが不景気になっても業績があんまり落ち込まなかったのはコストコのビジネスモデルが強固だからと考えるのが自然です。
実際、コストコのビジネスモデルは今までも何度も触れてきましたけど、競争優位性がメチャクチャ高いです。
今後もうライバル会社が現れないんじゃないかと思うくらいです。
詳しくは過去のコストコの記事を見てください。
整理すると…
今回調べた中ではコストコがインフレに一番強かったです!
他の企業が業績が落ち込んでいる中、コストコは右肩上がり基調を続けています。
コストコは業績のデコボコが大きくないので長期投資に本当に向いている銘柄だと思います。
ここ1年間はコストコ株は全く上がっていませんが、焦る必要はないので長期保有を続けましょう。