物価見通しをどう考えているのか??

#523
こんにちは、チャーリーです!
昨日のブログ(0.25%の利上げ決定!)では、2022年3月15日・16日で開催されたFOMC(連邦公開市場委員会)で話し合われた内容を書きました。
ただ、昨日のブログでは利上げのことしか書けなかったので、今日はFOMCメンバーが「物価見通しをどう考えているのか??」、「アメリカ経済の見通しをどう思っているのか??」を書いていきたいと思います。
※ FOMCとは、アメリカの金融政策の運営を話し合う会合のこと。
以下の内容はFOMCの議事録内容を一部抜粋したものです。
まずは、物価見通しについてについて書いていきます。
PCE(個人消費支出)インフレ率の予想
2021年12月に予想されていたインフレ率よりも大幅に上方修正されていることがわかります。
ただこれは、2022年2月24日にロシアがウクライナに侵攻したことが要因です。
注目すべきは、2023年の予想です!
2022年の4.3%→2023年には2.7%に大きく下がっています。
FOMCメンバーは2023年には物価高は収まると考えていることがわかります。
次はアメリカ経済の見通しについて
「失業率の予想」と「GDPの予想」の2つを見ていきます。
失業率の予想
2022年:3.5%
2023年:3.5%
2024年:3.6%
※ ちなみに2022年2月の失業率は3.8%でした。
4.0%以下は完全雇用状態と言われているので、労働市場は完全に回復すると予想しています。
次はGDPの見通し
2022年:2.8%
2023年:2.2%
2024年:2.0%
年々成長率が鈍化しているように感じますが、悲観することはないです!
2000年~コロナ前の2019年の20年間のGDP成長率の平均が2.08%ということを考えると、巡航速度に戻るだけなので全く気にする必要がないと思います。
むしろ、2022年は高インフレにも関わらず2.8%経済成長することと、2023年2024年も経済成長を続けるということに注目すべきです!
アメリカが経済成長=GDPが成長するということは、個人消費が伸びるということです。
アメリカのGDPの68.1%が個人消費で構成されているので。
あくまで、FOMCメンバーが想定している通りに事が運べばの話ですが、バフェットの言葉通り、「アメリカの衰退には決して賭けるな」、「米国の成長には決して逆らってはいけない」に従った方が賢明だと思います。
整理すると…
気が付いたらアメリカ株は底を打って、以前と同じように右肩上がり基調をたどっているんだと思います。
誰も確信を持ってどのタイミングで底を打ったかなどわからないので気が付いたらという表現が正しいかと…
結局は、好調なアメリカ経済を信じて売り買いせずにずっと持っていた人だけが勝ち残れるんだと思います(歴史が証明しているように)。
FOMCメンバーが考えているアメリカ経済の見通しはハッキリ言って好調そのものなので、あとは変な悪いニュースに振り回されず、長く持つことが資産拡大に重要なポイントになります。