中古車価格が高騰!

#404
こんにちは、チャーリーです!
ここのところ株式市場にとっては良くないニュースが続いていて、それに伴って私のブログでもそういう内容が多くなってきています。
今回のブログもまたまた株式市場にとっては良くないニュースです…
それは「インフレ(物価上昇)」のことです。
元々、FRBのパウエル議長は「インフレ(物価上昇)は一時的」という見方でしたが、本当に一時的なのか疑問視している投資家が増えてきています。
それは長期金利の推移を見ていたらわかります!
2020年8月頃から長期金利が上がり始めましたが、2021年3月末をピークに長期金利が下がりだしました。
難しいことは割愛しますが、こういう原理が働いているからです。
物価上昇=長期金利が上昇する
物価下落=長期金利が下がる
ここ最近はまた長期金利が上昇基調に変わりつつあります。
これは、インフレ(物価上昇)になるということは、FRBが早いうちに量的緩和を止めて、利上げをしないと益々物価が上がって、物価が上がり過ぎると不景気になってしまうので、それを反映する形で長期金利が上がっているということです。
※ FRBの政策を先取りして推移しています。
上記のチャートだとここ最近また長期金利が上昇してきていることがわかります。
これは、「もしかしたらインフレは一時的なものではないかもしれない」という投資家の心理を反映しているからです。
なぜインフレ(物価上昇)が一時的じゃないかもしれないと思うかというと…
・原油や天然ガス価格が高騰していること
・世界的な半導体不足
1つ目の「原油や天然ガス価格が高騰している」について
コロナの感染者数が減ってきたことにより、世界的に経済活動が再開してきています。
経済活動が再開するということは、電力需要が急激に増えます。
この電力需要が急増したことによって、発電に使われている原油、天然ガスの価格が高騰しているんです。
WTI(原油価格)
天然ガス価格
ただ、私的には経済活動が再開したことだけが原因じゃないと思っています。
ここ数年前から世界的に「再生可能エネルギー」に転換しようとしていることも関係していると思います。
バイデン大統領になってからシェールオイル、シェールガス採掘の認可を拒否したり、規制を強化したので、エネルギーの供給量が減っているので価格が上がりやすいという側面もあると思っています。
2つ目の「世界的に半導体不足」について
世界的な半導体不足で、半導体がないので新車の製造ができないという事態に陥っています。
新車の製造ができないので中古車の価格が急騰しているんです。
2020年2月:143.5
2021年9月:204.8
コロナ前の高値から42.7%も中古車価格が上がっている。
ちなみにアップル社も半導体不足の影響でiPhone13を1000万台の減産をすると発表しています。
整理すると…
原油などのエネルギー価格上昇と半導体不足に伴って新車の製造ができず物価が上昇しているのは事実です。
正直いつまで続くかはわかりませんが、労働市場が回復してくれば半導体不足は解消に向かうと思いますが、2022年の半ばくらいまでは解消しにくいと考えられます。
月末に発表される決算発表を見て、どれくらい影響が出ているのか、今度どれくらい影響が出るのかを確かめる必要があると思います。