個別株投資の是非①
#951
こんにちは、チャーリーです!
この前のブログで紹介した本に「個別株投資」のことが書いてあったので、そのことに触れてみたいと思います。
ニック・マジューリ【著】、児島修【訳】、ダイヤモンド社【出版】
結論から書くとこの本では「個別株投資」は全面否定でした。
まぁそもそも割合からいうと、個別株投資を支持している本は圧倒的に少ないです。
本当に猫も杓子も「インデックスファンド投資」を推奨しています。
私は今までのブログで書いてきた通り、もちろん「個別株投資」を推奨しています。
上記の本では個別株投資がダメな理由として何が書いてあったかというと
・友人ダレン(仮名)のエピソード
・アクティブファンドがインデックスファンドに勝てていない
1つ目の友人ダレンのエピソードを要約するとこんな感じです。
2021年1月25日にダレンからメールが届いた。
「(ダレン)GME(ゲームストップ)社の株を買おうと思っている」
「(著者)君の人生で最高の出来事になるかもしれないな」
もちろんこれは冗談で返信しています。
ダレンは著者が個別株を絶対勧めない人間だと知っています。
ここでこのブログの読者は思い出してほしいことがあります。
GME(ゲームストップ)株のことです。
これはまさしくミーム株の代表的な銘柄なんです。
話を本の内容に戻します。
GME(ゲームストップ)株はこの日、前日の終値である65ドルを上回る95ドルからスタートして、その後もどんどん上がり続けました。
午前10時22分またダレンからメールが届きます。
「(ダレン)俺はこの波に乗った」と。
111ドルで買ったみたいです。
投資金額は3万ドルを超えます。
15分もしないうちに、GME(ゲームストップ)の株価は140ドルを超えました。
ただ、喜んでいるのも束の間…
1時間もしないうちに株価が買値の111ドルを下回りました。
その後もどんどん株価が下がっていきます。
午後12時27分、ダレンから再度メールが届きました。
「(ダレン)70ドルで売る」と。
ダレンは2時間で1万2,000ドルを失いました。
この日のダレンは個別株に投資する「ストックピッカー」が体験することを短時間ですべて味わった。
※ ストックピッカーとは個別銘柄を選定する人のこと。
精神的な混乱、チャンスを逃してしまうかもしれないという恐怖、高揚感や勝利、苦痛、後悔…
個別株投資をする時はつらい時期にも耐えなければいけない。
だから個別株投資はオススメしない。
本に書いてある内容を要約するとザっとこんな感じです。
これを読んでどう思いましたか??
私は単純に「そりゃーそんな株に手を出したらそんな目に合うよ」と思いました。
失敗すべくして失敗したと思わざるを得ません。
私がオススメしている個別株投資とはまるっきり別物!
私もダレンみたいな個別株投資は全面否定です。
この事例だけでは個別株投資を全面的に否定するには根拠が弱いです。
2つ目の「アクティブファンドがインデックスファンドに勝てていない」についてはまた次回書きたいと思います。
整理すると…
個別株投資にもいろんなやり方があるので注意しないといけないです。
本にはストックピッカーが体験する精神的な混乱、チャンスを逃してしまうかもしれないという恐怖、高揚感や勝利、苦痛、後悔…
と書いてありましたが、正直私はどれも思ったことがありません。
ダレンがやったのはただのギャンブルなだけです。