半分くらいが腐った幕の内弁当

#580

こんにちは、チャーリーです!

今はインデックス投資全盛期時代と言ってもいいような流れがきています。

「インデックス投資=正当な投資」

「アクティブ運用=悪の権化」

こう思っている投資家が多いんじゃないんですかね。

これの考えの根底にあるのは、手数料が高い商品は悪手数料が低い商品が善という考え方です。

 

上記のことはちょっと前に紹介した奥野一成さんと藤野英人さんのYouTubeでの対談の中で出てきた内容なんです。

そのYouTubeはこれです。

言うまでもありませんが、奥野さんも藤野さんもアクティブファンドのファンドマネージャーです。

世間的にいうと、奥野さん、藤野さんの2人は悪の権化の親玉ということになりますww

 

用語の説明をします。

− アクティブファンド

ベンチマークを上回る運用を目指しているファンドのこと。

※ ご幣を恐れずいうと、ベンチマークとは市場平均のこと。

− インデックスファンド

指数(市場平均)に連動するように運用しているファンドのこと。

 

 

当然のことですが、奥野さんも藤野さんもインデックス投資が正当化されていることに対して懐疑的な見方をしています。

上記のYouTube対談の中で出てきた例を紹介します。

 

TOPIX(東証株価指数)に連動するインデックスファンドについて

※ TOPIXは日本を代表するインデックスの1つです。

藤野さん「TOPIXは半分くらいが腐った幕の内弁当を食べているようなもの」

なぜ藤野さんがこのような発言をしたのかというと…

TOPIXには東証一部(現プライム市場)に上場さえすれば自動的に組み入れられます。

成長していなくても30年前40年前に東証一部(現プライム市場)に上場していたら、今もそのままTOPIXに組み入れられています。

奥野さんの言葉を意訳すると、「メジャーリーガーで大谷翔平さん、イチローさんもいる中で、イチローさんが40歳を超えてパフォーマンスがどんどん落ちている状態でもメジャーリーガーとしてずっと居座り続けているのがTOPIXというイメージ」

 

奥野さんは大事なことは「インデックスorアクティブ」じゃなくて、「価値を作れるのかor作れないのか」の切り口だと言っています。

 

このことからわかるように、「インデックス投資=正当な投資」、「アクティブ運用=悪の権化」ではないんです。

奥野さん、藤野さんが運用しているアクティブファンドは、将来にわたって価値を生み出し続けられる企業に投資していると言っています。

 

本当にこのYouTubeでの対談(全3回)は見れば見るほど興味深い内容を話しているので是非一度見て見てみてください。

 

 

整理すると…

YouTubeの中で奥野さんも言っていますが、「投資は自分の頭で考えてください」っていうのが本質なんだと思います。

自分で考えもせず、「インデックスは手数料が安いので投資すべき」とか「アメリカ株は歴史的にずっと上がっているので今後も上がり続けるはずだ」など表面的な部分しか見ないと、想定していない事態に遭遇すると思考回路停止になって、狼狽売りしてしまいます。

明日のブログでは「自分の頭で考えなかった時にどうなるのか」のその事例を書いていきたいと思います。

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