ついに欧州まで…世界的にインデックス運用が主流になってきた

#306
こんにちは、チャーリーです!
ここ最近のブログでもインデックス投資のことを何回か書きましたが、書いている内容は主にアメリカでの話を書いていました。
※ 「インデックス投資は勝者のゲーム」という本の著者がアメリカ人だったので
日本でもアクティブファンドよりはコストが安いインデックスファンドに投資した方がいいという意見を本やネットでよく目にします。
アクティブファンド:市場平均を上回るパフォーマンスを目指すファンド
インデックスファンド:市場平均と同じ値動きをするファンド
私が勘違いしていたのが、アメリカと欧州は投資の考え方は同じだと思っていたことです。
結論から言うと…
「欧州ではアクティブファンドの人気が高い」
「欧州ではインデックス投資はほとんど浸透していなかった」
この図を見てください。
ファンド全体の純資産残高に対してどれくらいインデックスファンドの残高があるのかを示している比率です。
※ インデックスファンドとパッシブファンドは同じだと考えてください。
引用元:モーニングスター
アメリカは40%くらいがインデックスファンドで運用していることがわかります。
日本は図だけ見ると60%弱とアメリカよりも比率が高くなっていますが、これは日銀の影響です!
2013年から日銀は異次元の金融緩和策を行って、年間で数兆円規模でETFを買ったからです。
欧州はまだ20%くらいですが、少しずつインデックス投資比率が増えてきていることがわかります。
なぜ出遅れていた欧州でも少しずつインデックス投資がふえてきているかというと…
「アメリカ同様、コストの安いインデックス投資の方が運用成績がいいから」だと思います。
そのことと、欧州だけの運用だと運用成績があんまりよくないというものあります。
アメリカを中心とした世界株に投資するには、ETFやインデックスファンドに投資した方が手っ取り早いというのもあると思います。
S&P500とユーロストック50の株価推移を比較してみます。
※ ユーロストック50とは、ユーロ圏にある先進11ヵ国の時価総額上位50位の銘柄で構成されています。
これを見ると欧州だけで運用せずに、アメリカを含めた世界株で運用した方がいいと思うのは至極当然だと思います。
欧州株運用のファンドは資金流出が続いています。
引用元:モーニングスター
整理すると…
欧米は運用に対する考え方が勝手に同じだと思っていましたが、全く違うことにビックリしました。
アクティブファンドの人気が高く、インデックスファンドへの投資比率が低かった欧州でも少しずつインデックス投資が増えてきているというのは、やっぱりコストが低いインデックス投資への優位性に気付き始めている証拠だと思います。
日本は詳細はわからないですが、日銀が保有している分を差し引くとたぶん欧州よりも比率は低いと思われます…
これは投資教育の差なのか??
熱しやすく冷めやすい国民性が影響しているのか??
→アクティブファンドの方がうまくいったときは短期間で儲かるので