コストコ会員費を値上げ
#980
こんにちは、チャーリーです!
うっかりしていました。
コストコが年会費を値上げしていました。
2024年7月10日にコストコがアメリカとカナダの年会費の値上げを発表しました。
いくら値上げしたかというと…
・ゴールドスター、ビジネス、ビジネスアドオン会員
年間60ドル→65ドル(5ドル値上げ)
・エグゼクティブメンバーシップ
年間120ドル→130ドル(10ドル値上げ)
過去の年会費の推移は以下の通りです。
定期的に年会費を値上げしていることがわかります。
ちなみに年会費を値上げしても有料会員数はまったく減っていません。
減っていないどころかその後も増え続けています。
これが永続的に競争優位性を持っている企業の特徴です。
過去は何年に1度のペースで値上げをしていたかというと…
2000年~2006年:6年間
2006年~2012年:6年間
2012年~2017年:5年間
2017年~2024年:7年間
今回の値上げは過去の値上げペースからするとかなり遅かったです。
これは私の勝手な憶測ですが、アメリカが急激なインフレになっていたので消費者負担を避けるために1年遅めたんだと思っています。
しかも私が今まで勉強不足で知らなかったことがコストコのホームページに載っていたので紹介します。
今回の値上げで影響を受けるメンバーシップ(会員)は約5,200万人とのことです。
2024年5月時点での有料会員数は7,450万人(全世界)です。
今回値上げをしたのはアメリカとカナダだけなので、アメリカとカナダの2ヵ国だけで世界全体の有料会員数の69.8%の占めていることになります。
さらに私的にはびっくりしたことが書いてありました。
アメリカとカナダの5,200万人の有料会員の内の半数強がエグゼクティブ会員らしいです。
エグゼクティブ会員は10ドル値上げしているのでコストコにとっては年会費収入がそれだけ増えることになります。
過去のエグゼクティブ会員比率はどうだったのか調べてみます。
※ アメリカとカナダの有料会員数に占めるエグゼクティブ会員数。
値上げした年だけ調べます。
2012年:38%
2017年:38%
2024年:50%強
ここ数年で確実にエグゼクティブ会員が増えていることがわかります。
これはエグゼクティブ会員に限ったことではありませんが、2023年末の会員更新率は以下の通りです。
アメリカとカナダ:92.7%
全世界:90.4%
更新率がこんなに高いって本当にビックリします。
整理すると…
今回調べていて感じたことは、コストコについてまだまだ知らないことが多いなと思いました。
調べれば調べるほどコストコの強さを再発見します。
今回年会費を値上げしましたが、今後も今までと変わらず有料会員数は増え続けいくと思います。