日銀が利上げ決定!
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こんにちは、チャーリーです!
2024年7月31日の金融政策決定会合で日銀が政策金利を0.25%へ引き上げると決めました。
利上げ前の政策金利は0%~0.1%でした。
今までの政策金利の推移は以下の通りです。
画像引用元:日本経済新聞(2024年8月1日朝刊1面)
政策金利が0.25%の水準になるのはリーマンショック直後に利下げが行われている時に0.3%前後になった2008年12月以来です。
その前だと…
2006年7月に「概ね0%」から「0.25%前後」に引き上げられた時です。
利上げを受けていち早く反応したのは為替です。
まずは7月31日に日付が変わる頃に日銀が利上げを行うかもしれないということで少しずつ円高に動き始めました。
利上げが決定すると一気に円高に振れました。
そもそも利上げを行うと株式市場にとってどういう影響が出るのか??
わかりやすい図解が三菱UFJ銀行のホームページに載っていたので添付します。
画像引用元:三菱UFJ銀行
ここに載っているように利上げを行うと株価は下落します。
それは2022年から利上げを行ったアメリカの例を見てもよくわかります。
・利上げ前の高値(S&P500)
2022年1月3日:4,796.60
・利上げ後の安値
2022年10月12日:3,577.03
・下落率:25.4%下落
アメリカ経済は力強いので株価が下落してもまた上昇してきましたが、日本はどうなるかはまったく読めません。
ちなみに日本が前回利上げを行ったのは前述した2006年7月です。
その時の日経平均株価を見てみます。
2006年当時はすぐには株価は下がりませんでしたが、1年後くらいに大暴落しています。
この時はリーマンショックが起きたので大暴落しましたが、リーマンショックが起きたきっかけは日本の利上げです。
日本の利上げがきっかけになってサブプライムローンバブルが弾けました。
何にしても三菱UFJ銀行の図解が示しているように「利上げ=株価下落」になることは間違いないです。
困ったことに下落し始めるタイミングは読めません。
しかももっと困ったことがあります。
もう一度、三菱UFJ銀行の図解を載せます。
利上げを行うと企業業績が悪化します。
各企業が頑張って賃上げをしている最中の利上げなので、将来的には業績悪化に伴って賃上げはできなくなる可能性が高いです。
賃上げができなくなるだけならまだ良しとした方がいいかもしれません。
今まで賃上げをしてきた結果、人件費(固定費)が上がっているので企業業績が悪化してくると人件費(固定費)を抑えようとして今まで以上にリストラを行う可能性もあります。
今後はどうなってしまうのか…
整理すると…
最後は恐ろしい未来が待ち受けているような感じで書きましたが、投資をする上で最も大事なことは景気が悪くなっても強固な競争優位性を持っている企業に投資しているかどうかです。
一時的に企業業績が悪化したとしてもまた復活すれば何も問題ありません。
何となくで投資している人にとっては今後かなり過酷な道が待ち構えています。