利上げ回数は株価に影響あるのか??

#530

こんにちは、チャーリーです!

昨日のブログ(2つの利上げパターン)で1回あたりの利上げ幅の話を書きましたが、今回は利上げ回数に着目して調べてみたいと思います。

 

昨日のブログを簡単に振り返ります。

利上げ期間中に株価に与える影響について書きました。

以下の2つパターンです。

「一時的には下がるけど、利上げ期間中に最終的には株高になるパターン」

「利上げ期間中は株価が上がらないパターン」

この2つの違いは「利上げ幅」でした!

 

1回あたりの利上げ幅が0.5%以上の利上げか0.5%未満の利上げかによって株価の値動きがぜんぜん違いました。

詳細は昨日のブログを参照してください。

 

 

今回検証するのは前回と同じで1994年以降の利上げ局面です。

・1994年2月~1995年2月の利上げ

・1999年6月~2000年5月の利上げ

・2004年6月~2006年6月の利上げ

・2015年12月~2018年12月の利上げ

 

さっそくそれぞれの利上げ回数と利上げ時の株価推移を調べてみたいと思います。

1994年2月~1995年2月の利上げ

       

利上げ回数:7回

合計利上げ幅:3.0%

 

1999年6月~2000年5月の利上げ

利上げ回数:6回

合計利上げ幅:1.75%

 

2004年6月~2006年6月の利上げ

利上げ回数:17回

合計利上げ幅:4.25%

 

2015年12月~2018年12月の利上げ

利上げ回数:9回

合計利上げ幅:2.25%

 

それぞれの利上げ回数・合計利上げ幅と株価推移を見比べてどうですか??

「2004年6月~2006年6月の利上げ」が断トツで利上げ回数が多いことがわかります。

合計の利上げ幅も断トツで高いです。

 

それでも2004年6月~2006年6月の利上げ期間中の株価はデコボコしながらでも株価は上昇基調を続けていることがわります。

逆に利上げ回数・合計利上げ幅が一番少ない期間は「1999年6月~2000年5月の利上げ」。

株価の値動きは似たような感じです。

 

 

別の視点でも検証してみます。

利上げ期間が長い、短いによって株価への影響度は違ってくるのか??

一番利上げ期間が長いのは「2015年12月~2018年12月の利上げ」

一番利上げ期間が短いのは「1999年6月~2000年5月の利上げ」

この2つを比べても株価の値動きにそんなに影響があるとは思えません。

 

 

整理すると…

利上げが株価に与える影響は2つあることがわかりました。

1つ目は、利上げを行うと例外なく一時的には株価が下がること。

2つ目は、1回の利上げ幅が0.5%以上でなければ株価への影響はほぼないこと。

回数・合計利上げ幅・利上げ期間に関しては株価への影響度がほぼなかったので深く考えなくてもよさそうです。

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