利上げ相場を振り返る

#476

ついこの前のブログで過去にFRBが資産を圧縮したときの相場を振り返りましたが、もっと大事なことを忘れてました…汗

量的緩和を終了して利上げを行った時はどうなったのかを調べてなかったです。

 

間違いなく言えることは、順番として利上げが先で、資産圧縮が後です!

利上げの相場は過去にブログで書いていると勘違いしていたので、今回は改めて書いていきたいと思います。

 

前回の利上げ時期

2015年12月16日に利上げを決定。

※ 2006年6月以来となる9年6ヵ月ぶりの利上げ

 

前回利上げした前後のS&P500の推移を見てみます。

    

当然と言ったら当然下がってます。

どれくらい下がったかというと…

利上げ前の高値→ 利上げ後の安値

2,109.79ドル(2015.11.03)→ 1,829.08ドル(2016.02.11)

下落率:13.30%下落

約2ヵ月半で13.30%の下げたことがわかります。

 

ただ、これは不安を煽りたくて書いているわけではありません。

むしろ逆です!

利上げ後、一時的には下がりましたが、その後はどうですか??

下がった後は、何事もなかったように右肩上がりになっています。

 

念のため以下の個別銘柄も調べてみます。

アップル

ビザ

コストコ

S&Pグローバル

 

アップル

当時のアップルと今のアップルは財務基盤が違うので単純に比較していいのかどうかがわかりませんが、仮に下がったとしてもこれくらいの下落率だと思います。

当然、財務面、収益面ともに今の方が強化されています。

 

ビザ

 

コストコ

 

S&Pグローバル

下落率は多少違いはありますが、ビックリするほどは下げていないです。

S&P500と全く同じで、一時期的には株価は下がっていますが、その後は右肩上がりになっているので利上げが行われたとしても過度に心配する必要はないです。

 

ちなみに利上げが行われる可能性が高いのは2022年3月です。

2022年3月にはテーパリングが終了することで量的緩和が完全に終了します。

量的緩和が完全終了するタイミングに合わせて利上げを行うと予想されています。

 

また少し前のブログ(FRBが資産圧縮した相場を振り返る)で書きましたが、利上げの後に行われるFRBの資産圧縮の時はほとんど株価には影響がないと思います。

 

 

整理すると…

2022年3月にFRBが利上げに踏み切る可能性が高いですが、その時は過去の例を当てはめると株価が15%~20%程度下がることが予想されます。

ただ、下がることが予想されているからと言って、悲観的になる必要はないです。

利上げを行うということは、雇用状況が改善してきて、景気も上向きになっているという裏返しなので、変に弱気にならずに下がったところは積極的に買いにいってください。

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