知っ得!! 超節税術①

#292

こんにちは、チャーリーです!

2021年6月8日、アメリカの報道機関プロパブリカが、ジェフベゾス氏やウォーレンバフェット氏、イーロンマスク氏などアメリカの富裕層上位25名の納税記録を独自入手して、分析をしたとする調査報告書を発表しました。

 

その調査報告書によると、アメリカの富裕層上位25名の資産は2014年~2018年の間に4010億ドル(約43.7兆円)増えましたが、所得税の納税額は136億ドル(約1.48兆円)にとどまったということです。

資産増加分に対する税金支払い額の比率は3.39%でした。

※ この税金支払い比率のことを「真の税率」と言っています。

136億ドル(所得税納税額)÷4010億ドル(資産増加額)=3.39%(真の税率)

 

ちなみに年収が7万ドルくらいのアメリカの標準的な世帯の所得税の税率は14%です。

 

 

結論から先に書くと、調査報告書を発表した報道機関プルパブリカは「米富裕層が税金逃れをしている」という内容のことを言っていますが、私は全くそんなことは思わないです!

 

なぜかというと、バフェット氏を例に考えてみます。

まずはアメリカの所得税率を確認します。

※ この表は2020年~2021年の税率です。

 

上記の調査報告書によると、バフェット氏の資産は243億ドル増えましたが、「真の税率」は0.1%でした。

これは株式投資家なら当たり前のことですが、税金は売却したときに初めて納税義務が生じます!バフェット氏みたいに頻繁に売り買いをしない投資家はこういう結果になるのは至極当然のことなんです。

 

 

この理屈でいうと、私の株式投資に対する「真の税率」は0%です!

※ 配当金への課税は考慮していません。

2021年6月10日の終値ベースだと+197,715ドル(約2160万円)資産が増えていますが、一度も売却していないので支払った税金はゼロ円です。

長期投資はいろんな側面でメリットが大きいことがわかります。

 

でも「いつかは売却するのでその時に税金が取られるから一緒のこと」と思う人がいると思います。そのことについては次回のブログで書いていきます。

 

 

最後に今回発表された調査報告書に載っていた「真の税率」一覧を書いて終わりにします。

「資産増加額」÷「支払った所得税」=「真の税率」

 

アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏:0.98%

ウォーレン・バフェット氏:0.1%

テスラCEOのイーロン・マスク氏:3.27%

 

 

整理すると…

長期投資は一番の節税術ということを再認識しました!
アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏にしてもテスラCEOのイーロン・マスク氏にしても個人資産の9割は自社株です。創業者は自社株を必要以上に売却しないので結局は自社株に対しては長期投資をしています。売却しないので納税義務が生じないだけなんです。

ちなみにバフェット氏は富裕層に対してもっと課税を強化すべきという考えですし、個人資産の99%を慈善事業にあてるとも声明しています。

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