やっぱりうまくいかなかった…
#947
こんにちは、チャーリーです!
私の恥ずかしい過去を振り返ってみたいと思います。
何かというと、2022年1月11日に書いたブログです。
(イノベーション企業への投資)と言うタイトルで書いたブログです。
2年以上前に書いたブログなので覚えている方はほぼいないと思いますが、どんな内容だったかというと、「イノベーション企業への投資先を探してみる」というものでした。
始めに言い訳をしておきます。
その時のブログにも書いていますが、この分野は得意分野ではないですし、私の投資スタイルからかけ離れているので本来は避けています。
そんな私が選んだ企業はこちらです。
「イルミナ」
DNA解析装置の包括的なシステム・機器開発・製造販売を行っている米国企業。
DNA解析装置の世界シェアは90%。
このイルミナは2022年1月11日からどうなったんでしょうか…
株価推移を見てみます。
投稿日の前日の終値は362.28ドルでした。
その後は見ての通りです!
見たくないくらい株価が下がっています。
2022年1月10日:362.28ドル
2024年5月30日:101.05ドル
下落率:72.10%下落
書いていて本当に恥ずかしいですが、仮に100万円で投資していたら27.9万円になっているということです。
今度は業績を見てください。
自分で調べるのも気が重いのでマネックス証券ページをそのまま添付します。
何があったのかまでは調べていないですが、私がブログで書いた2022年1月11日以降から業績が急激に悪くなって赤字に陥っています。
赤字に陥ったどころか赤字が続いています。
こんな業績では株価が下がって当然です!
銘柄選定をここまで失敗した理由を考えてみます。
・ビジネスモデルを理解していなかった
・世界シェアが90%だったので勝手に堀が深いと思ってしまった
このことに尽きると思います。
1つ目の「ビジネスモデルを理解していなかった」は論外だとしても、2つ目の「世界シェアが90%だったので勝手に堀が深いと思ってしまった」というのは誰もが陥りやすい罠だと思います。
※ 堀が深い=永続的な競争優位性がある
この世界シェア〇〇%というのは本当によく使われています。
世界シェアが90%なことと、永続的な競争優位性があるのは別物と考えた方がいいと思います。
また世界シェアが90%ということと、利益が上がるというのも別物と考えた方がよさそうです。
永続的な競争優位性があるというのは、平たく言えば「ライバル会社がいない(少ない)」ということです。
世界シェアが90%というのは、「今は」というのを忘れたらいけません。
ライバル会社が価格競争を仕掛けてきたり、新技術を開発して90%のシェアがライバル会社に奪われることは十分考えられます。
堀が深く、永続的な競争優位性を持っている企業はライバル会社にシェアを奪われることはほぼないです。
価格競争に巻き込まれることもないです。
なので利益を出し続けることができて、且つ増益基調を続けることができます。
このことに気付かず銘柄選定をしたことが大きな失敗に繋がりました。
整理すると…
もちろんイルミナはブログの中で書いただけでお客様にはまったくオススメしていませんでした。
今回の事例で気付いてほしいのは、堀が深く・永続的な競争優位性を持っている企業かどうかを見極めるためにはビジネスモデルを理解していないと無理ということです。
私がエヌビディアに手を出さない理由がまさしくこれです。