イノベーション企業への投資

#468

こんにちは、チャーリーです!

長期投資についてのブログを書き続けて1年半経ちましたが、知り合いから「イノベーション企業でオススメは??」とか「一か八かテンバガーになり得る企業ってどこ??」と聞かれることがちょくちょくあります。

※ テンバガーとは株価が10倍になる銘柄のこと。

 

正直この分野は得意分野ではないですし、私の投資スタイルからかけ離れているので避けていましたが、そういう意見もあるので今回はチャレンジして書いていきたいと思います。

 

そもそもイノベーション企業には、どういう企業があるのかどうかもわからないのでアーク社の投資先を参考に探してみたいと思います。

といっても、アーク社の銘柄をいろいろ調べましたが、どうしても赤字企業だけは触手が全く伸びませんでした。

 

迷ったあげく「イルミナ」を調べていきたいと思います。

イルミナはどんな企業かというと…

DNA解析装置(シーケンサー)の包括的なシステム・機器開発、製造・販売を行っているアメリカの企業です。

DNA解析装置の世界シェアは90%

残り10%のシェアはサーモ・フィッシャー・サイエンティフィック社(アメリカ)。

※ シェアについては国立研究開発法人科学技術振興機構・研究開発戦略センターの報告書(2021年10月20日発行)に書いてありました。

市場シェアを独占しているということから参入障壁が高い分野だと予測できます。

 

 

株価推移を見てみます。

    

さすが期待先行で買われている企業だけあって、テーパリング加速、利上げ時期前倒しの影響を受けて下がっています。

ちなみに市場平均であるS&P500は史上最高値を更新しています。

 

 

それでは業績を調べてみます。

以下の表はすべてイルミナの四半期報告書から数字を拾って作成しています。

四半期報告書はこちら

 

売上高

 

純利益

コロナの影響で2020年は減益になっていますが、2019年まではずっと増益基調が続いています。

 

キャッシュフロー

※ 本当は「営業キャッシュフロー」-「投資キャッシュフロー」=フリーキャッシュフローですが、このブログでは投資キャッシュフローの代わりに「設備投資」を採用しています。

営業キャッシュフローもフリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)も年々増加基調なのですごくいい傾向だと思います。

 

 

しかも、イルミナのDNA解析にかかるコストがどんどん下がってきているので今後はもっとDNA解析が普及する可能性が高いです(市場拡大が見込める)。

解析の対象もヒトや動物に限らず、植物にまで広がっています。

画像引用元:グローバル・プロスペクティブ・ファンドの販売用資料(みずほ証券)

 

 

整理すると…

純利益・キャッシュフローともに増加基調が続いていました。

これは冒頭に書いたDNA解析装置の世界シェアを90%も占めていることが要因だと思います。こういう企業はライバル企業からシェアを奪われる可能性が低いため競争優位性が高いと言えるのではないでしょうか?

株価のデコボコが激しいので振り回されないようにしないといけませんが…

といっても万が一、イルミナの株価が上がったとしてもマグレで当たったと思っておいてください。投資するにしても投資資金全体のMAX20%までにしてください。

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