iDeCo(イデコ)の運用先から思うこと②

#308

こんにちは、チャーリーです!

前回ブログ(iDeCo(イデコ)の運用先から思うこと①)では、iDeCo(イデコ)の概要だけしかかけなかったので、今回は企業年金連合会のホームページ内に、「確定拠出年金統計資料(2020年3月末)」という資料に書かれていることでビックリしたことを書いていきたいと思います。

 

その前に、iDeCo(イデコ)の加入者の推移を見てみます。

 

画像引用元:厚生労働省

 

確定拠出年金(企業型)の加入者の推移も載せておきます。

企業型も加入者が自分自身で運用商品を選定します。

ちなみに確定拠出年金(個人型)のことをiDeCo(イデコ)と言います。

画像引用元:厚生労働省

 

この上記加入者がどういう商品で運用していると思いますか??

選択できる商品は以下の通りです。

・元本確保型商品

預貯金、生命保険、損害保険

・投資信託などの元本の変動がある商品

国内株式型、国内債券型、外国株式型、外国債券型、バランス型、MMF

 

さっそく発表します。

iDeCo(イデコ)の加入者が選んでいる投資先ベスト3

2020年3月末時点

第1位: 預貯金(35.9%)

第2位: バランス型投信(13.0%)

第3位: 損害保険(11.4%)、国内株式型投信(11.4%)、外国株式型(11.4%)

→同率で3位が3つになりました

 

次に、確定拠出年金(企業型)の加入者が選んでいる投資先ベスト3

2020年3月末時点

第1位: 預貯金(36.1%)

第2位: バランス型投信(17.6%)

第3位:国内株式型投信(10.9%)

 

iDeCo(イデコ)も確定拠出年金(企業型)も加入者が好んで選んでいる投資先は全く同じでした。

 

個人的には衝撃的な順位でした!

せっかく毎月積立で運用できるのに、ドルコスト平均法複利効果も全く得られない“預貯金”が一番だなんて…

 

確かに、掛金全額を所得控除にできるというメリットや、60歳になって受け取るときの税制面のメリットは預貯金であっても享受できますが。

 

 

もう1つ面白いデータが載っていました!

それが投資信託を投資先として選んだ場合、「パッシブ運用の投信なのか」「アクティブ運用の投信なのか」がデータとして出ています。

 

パッシブ運用とは、市場平均と同じ値動きを目指す運用方法

アクティブ運用とは、市場平均を上回るパフォーマンスを目指す運用方法

 

iDeCo(イデコ)の場合

 

 

 

確定拠出年金(企業型)の場合

これを見て一番感じたことは「??パッシブ運用の方が多い!?」です。

証券会社や銀行でiDeCoを加入した人は、投資先まで営業員に相談している場合が多いです。

 

パッシブ運用の比率が高い理由として考えられるのは2つだと思います。

・誰にも相談せずに投資先を決められる意識高い系の人は、コストが低いパッシブ運用を選ぶパターン

・金融機関の営業員に相談した場合では、iDeCo(イデコ)や確定拠出年金(企業型)は売買を繰り返して手数料を稼げないので、短期間で値上がりが狙えるアクティブ運用の投信を勧める必要がないため、パッシブ運用を勧めているパターン

 

2つ目の理由はかなりうがった見方をしていますが、真実に近いような気がします。

iDeCo関係なく考えると、結局回転して売買手数料を稼ぎたいので短期間で値上がりが狙えるようなアクティブ運用の投信を営業員が普段は推奨しているんだと思います。

→ 皮肉なことに、結果的にパッシブ運用の方が運用成績がいいにも関わらずです。

テーマ型ファンドもそうです。

60歳まで本当に長期で運用しようと思ったらコストが低いパッシブ運用の方がいいに決まっています!

営業員も心の中では長期投資にはパッシブ運用の方がいいと思っている証拠だと思います。

 

 

整理すると…

iDeCo(イデコ)の加入者は年々増えていますが、一番多い投資先が預貯金というのはかなり寂しいことだなと思いました。

毎月積み立てで買っていくのでドルコスト平均法のメリットが享受できて、しかも60歳までお金を引き出すことができないので長期間に亘って複利効果も受けれれることを考えると預貯金での運用は勿体ないの一言です!

私のブログは長期投資の優位性しか書いていないので、ぜひ参考にしてほしいです!

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