実はすごい企業!? アメリカから目の敵にされているファーウェイとは…

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こんにちは、チャーリーです!

中国企業で今アメリカ(トランプ大統領)から目の敵にされている企業と言えば間違いなくファーウェイ(中国語表記:華為技術)だと思います。

 

以下の2つを考えてみたいと思います。

・ファーウェイはどんな企業なのか?

・なぜトランプ大統領から目の敵にされているのか?

 

 

まず1つ目のファーウェイとはどんな企業なのか?を書いていきます。

ファーウェイは中国通信機器の最大手です。

主にスマホ通信基地局を作っている企業です。

 

   

 

まずは想像しやすいスマホの話から

みなさんはスマホの世界販売台数ランキングを知っていますか?

日本人感覚からいうとアップルが世界一位と思うかもしれないですけど、実は以下の通りなんです。

 

 2018年の販売台数シェア 

アップルは世界第3位で、ファーウェイは世界第2位なんです。

しかも驚くべきことに上位5社の中に中国企業が3社も入っています(ファーウェイ、シャオミ、OPPO)。

 

 

次は通信基地局のシェアを見てみます。

通信基地局とは…

電波の送受信を行う機器のことです。基地局がないと電波がつながらずスマホが使えません。

 

 

 

これだけ見ても世界的にものすごい企業ということがわかると思います。

じゃー基地局の性能はどうかというと、

イギリスの調査会社、グローバルデータは基地局シェア上位5社(ファーウェイ、エリクソン、ノキア、ZTE、サムスン電子、)の実力を評価した結果、ファーウェイは唯一すべての項目で最高評価を獲得しています。

 

 

ファーウェイがどんな企業かはなんとなくわかってきましたか?

次に2つ目のなぜアメリカから目の敵にされているかを考えていきます。

 

トランプ大統領が言っている内容

「ファーウェイは中国政府と緊密につながっている。同社の機器が他の国々や企業へのスパイ活動に利用される恐れがある」

 

上記の理由からファーウェイに対して制裁を加えています。

 

ただ私の見解はこれはただの表抜きな理由だと思っています。

アメリカ(トランプ大統領)が本当に心配していることは5Gの覇権争いに負けそうということです。

 

 

なぜ負けそうなのかというと、これを見たら一目瞭然です!!

出典:日経ビジネス

 

なんでこんなに断トツで特許出願件数が多いのかというと単純に研究開発費が多いからです。

これは売上高の10%以上は研究開発費に投じるとファーウェイの社是(ファーウェイ基本法)で決めているからです。近年は1兆5000億円を研究開発費に投じています。

 

出典:日経ビジネス

 

2018年のランキングだとアップルよりも研究開発費が多いです。

しかももっと驚くべきことにファーウェイは未上場会社なんです!

※ 一般的に未上場会社は上場会社よりも資金調達するのが困難です。

 

売上高の10%以上を研究開発費に回すってことは、アップルを例にとると2019年の売上高が約27兆8000億円なので、その10%だと2兆7800億円を研究開発費に回している計算になります。

なぜファーウェイだけそんなに研究開発費に回せるかというと…実はこれがアメリカが一番怒っている理由なんです。

 

米ウォールストリート・ジャーナル紙によると、「ファーウェイは最大で8兆2000億円もの支援を中国政府から受けていた。その内8兆円は研究開発費に投じている」とのことです。

政府からの補助金(助成金)のおかげで、巨額の研究開発費を工面できて、その研究開発のおかげで特許出願件数が突出しているということ。

 

 

過去に政府が助成金を出して成長を後押しすることは各国やっていることですが、その規模が莫大で、アメリカが5Gの覇権争いで負けそうなのでアメリカが目の敵にして制裁を加えているというのが私は真実だと考えています。

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