何年間投資していたら損せずに済むのか??

#533

こんにちは、チャーリーです!

昨日のブログ(どれだけ短くても5年間は売却しないでください)ではS&P500に10年間投資していたらどうなったのか?を検証しました。

 

詳細は昨日のブログを見てほしいですが、簡単に振り返ると…

「S&P500に1年間~5年間投資した時にマイナスになった回数」

「S&P500に6年間以上投資した時にマイナスになった回数」

この2つのパターンでマイナスになった回数に変化がありました。

 

10年間保有していたら…までは検証しましたが、S&P500に投資して10年間保有していたとしても損してしまう時がありました。

 

そこで、今回のブログでは「一体全体、何年間保有していたら損しなくて済むのか??」を調べてみたいと思います。

あくまで過去のデータなので正確な表現だと「何年間保有していたら損しなくて済んだのか??」ですが…

 

調べる前に1980年からのS&P500の推移を見てみます。

     

大きな下落だけをピックアップして記載していますが、過去42年間で他にもいろいろな下落局面がありました。

あとは、42年間という長期で見ると上昇率がハンパないので、1987年のブラックマンデーが大したことないように見えますが33.5%も下落しています。

 

 

それでは検証していきたいと思います。

検証内容は以下の通りです。

毎年、発会の終値を基準に計算しています。

※ 発会とは、年が明けて最初の取引日のこと。

S&P500に投資して、11年間保有していたら…12年間保有していたら…13年間保有していたら…といった感じで損益を調べていきます。

例えば

11年間保有していた時の損益の計算は、「2011年1月にS&P500に投資して、11年後の2022年1月時点での損益」です。

棒グラスで2022年1月の損益率は、2011年1月~2022年1月までの11年間保有した時の損益率。

1980年1月の損益率は、1969年1月~1980年1月までの11年間保有した時の損益率。

 

11年間保有していた時の損益

平均損益率:151.4%

マイナス:4回

 

12年間保有していた時の損益

平均損益率:169.6%

マイナス:1回

 

13年間保有していた時の損益

平均損益率:188.5%

マイナス:0回

おっ!!

ついにマイナスになった回数が0回になりました。

念のためにもう少し調べてみます。

 

14年間保有していた時の損益

平均損益率:205.8%

マイナス:0回

 

15年間保有していた時の損益

平均損益率:229.8%

マイナス:0回

 

今回の検証結果

13年以上保有していたら損していないことがわかりました!

 

もちろん過去のデータなので今後も13年保有していたら損しないのかと言われればそんなことはありません。

ただ、調べていて思ったのは、1990年台後半のITバブルと2007年がピークだったサブプライムローンバブル(住宅バブル)が最大のネックでした。

この2つのバブル崩壊を経ても損を出さないようにしようと思ったら13年間かかったというわけです。

 

 

整理すると…

検証してみるとS&P500に投資して13年間以上保有していると損にならないことがわかりました。控え目に言っても、13年間保有していて損になる確率はすこぶる低いことがわかりました。

しかも、2つのバブル崩壊を経ても損しなくなるということがポイントだと思います。

本当は日本株(日経平均株価)でも同じ検証をすればいいんですが、過去のデータを調べる私の気力が続かないのでご容赦ください…

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