どれだけ短くても5年間は売却しないでください
#532
こんにちは、チャーリーです!
「どれだけ短くても5年間は売却しないでください」
これは私がお客さまに投資を提案するときに言っている言葉です。
今回のブログでは5年間保有していたらどうなのか??について調べてみたいと思います。
正直な話、5年間にこれといった根拠なく言っていたので検証していきます。
検証内容は以下の通りです。
毎年、発会の終値を基準に計算しています。
※ 発会とは、年が明けて最初の取引日のこと。
S&P500に投資して、1年間保有していたら…2年間保有していたら…3年間保有していたら…といった感じで損益を調べていきます。
例えば
3年間保有していた時の損益の計算は、「2019年1月にS&P500に投資して、3年後の2022年1月時点での損益」です。
棒グラスで2022年1月の損益率は、2019年1月~2022年1月までの3年間保有した時の損益率。
1980年1月の損益率は、1977年1月~1980年1月までの3年間保有した時の損益率。
1年間保有~10年間保有していたケースを検証していきます。
まずは、1年間保有していた時の損益
1年間の平均損益率:10.7%
マイナス:9回
2年間保有していた時の損益
2年間の平均損益率:21.6%
マイナス:5回
3年間保有していた時の損益
3年間の平均損益率:33.0%
マイナス:7回
4年間保有していた時の損益
4年間の平均損益率:45.0%
マイナス:7回
5年間保有していた時の損益
5年間の平均損益率:59.2%
マイナス:7回
6年間保有していた時の損益
6年間の平均損益率:71.8%
マイナス:2回
7年間保有していた時の損益
7年間の平均損益率:84.8%
マイナス:3回
8年間保有していた時の損益
8年間の平均損益率:100.3%
マイナス:3回
9年間保有していた時の損益
9年間の平均損益率:117.3%
マイナス:2回
10年間保有していた時の損益
10年間の平均損益率:133.9%
マイナス:3回
今回こうやって調べてみると、明らかに私のセールストークが間違っていることがわかりました…汗
「1年~5年間保有していた時のマイナスになった回数」と「6年目以上保有していた時のマイナスになった回数」では明らかに違うことがわかります。
6年目以降はマイナスになった回数が急に減っています。
さすがにマイナスになった回数がゼロにはなってないですが、損する確率を減らそうと思ったら「どれだけ短くても6年間は売却しないでください」というのが正しかったんです!
この1年の違いが雲泥の差を生むので、たかが1年されど1年だったんです。
整理すると…
アメリカ株に投資して損する確率を減らそうと思ったら、6年間は保有する必要があることがわかりました。
6年間保有していたときにマイナスになる確率は、43分の2なので4.65%です。
この計算はすべて1月初日の終値が基準になっているので、もちろん投資するタイミングによっては結果は多少変わってくると思いますが、概ねこういう確率だということを覚えておいてください。
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