ハイテク株への投資は本当に正解なのか??
#546
こんにちは、チャーリーです!
私がずっと気になっていることを調べていきたいと思います。
過去にも似たような記事は書いたことがありますが、以前とは視点を変えて書いていきます。
どうしても投資するときにハイテク株を選択肢に入れたいと思っている人が多いんじゃないでしょうか??
運用成績を少しでもよくするために。
今回はその疑問を解決していきます。
ハイテク株と言ってもいろいろあるので、今回はハイテク株が多く上場しているナスダック総合指数で検証します。
個別銘柄で検証しない理由は、5年、10年、15年と長期保有しようとした時に、どの銘柄が生き残っているかどうかなんかさっぱりわからないからです。
GAFAMでさえも5年先、10年先、15年先はどうなっているか想像すらできません。
それがズーム、ペイパル、ブロック、コインベース、サービスナウ、ウーバー、スポティファイなどの銘柄であれば、正直5年後ですら会社が存続しているかどうかさえも確信が持てないです。
まずはナスダック総合指数の推移を見てみます。
確かにこのパフォーマンスを見ると、ハイテク株への投資は悪くないような気がしないでもないです。
同じ期間のS&P500の上昇率は9.6倍でした。
次はナスダック総合指数とハイテク株以外の銘柄を比較してみます。
比較するのは、以下の4銘柄です。
コストコ
S&Pグローバル
ヤムブランズ
マコーミック
一番長くまで遡れるのが1998年なので、1998年から比較してみます。
1998年1月2日~2022年4月13日
・ナスダック総合
1,581.53ドル→ 13,643.59ドル
上昇率:8.62倍
・コストコ
21.29ドル→ 591.09ドル
上昇率:27.76倍
・ヤムブランズ
5.24ドル→ 121.87ドル
上昇率:23.25倍
・S&Pグローバル
18.03ドル→ 396.31ドル
上昇率:21.98倍
・マコーミック
7.09ドル→ 102.00ドル
上昇率:14.38倍
見てわかるようにこの中だとナスダック総合指数が一番上昇率が低いです。
当然、比較している個別銘柄はハイテク企業ではありません。
ただ、「2000年のITバブル崩壊をまたいでいるのでそういう結果になっているだけでしょ」っていう声が聞こえなくもないので、基準日を変えて比較してみます。
2005年からの比較
これだったらITバブル崩壊は全く関係ありません。
2005年1月3日~2022年4月13日
・ナスダック総合
2,152.15ドル→ 13,643.59ドル
上昇率:6.33倍
・コストコ
46.36ドル→ 591.09ドル
上昇率:12.75倍
・ヤムブランズ
16.83ドル→ 121.87ドル
上昇率:7.24倍
・S&Pグローバル
45.02ドル→ 396.31ドル
上昇率:8.80倍
・マコーミック
18.98ドル→ 102.00ドル
上昇率:5.37倍
2010年からの比較
2010年1月4日~2022年4月13日
・ナスダック総合
2,308.42ドル→ 13,643.59ドル
上昇率:5.91倍
・コストコ
57.50ドル→ 591.09ドル
上昇率:10.27倍
・ヤムブランズ
25.23ドル→ 121.87ドル
上昇率:4.83倍
・S&Pグローバル
33.61ドル→ 396.31ドル
上昇率:11.79倍
・マコーミック
18.15ドル→ 102.00ドル
上昇率:5.61倍
これで最後にします。
2015年からの比較
2015年1月2日~2022年4月13日
・ナスダック総合
4,726.81ドル→ 13,643.59ドル
上昇率:2.88倍
・コストコ
137.07ドル→ 591.09ドル
上昇率:4.31倍
・ヤムブランズ
52.02ドル→ 121.87ドル
上昇率:2.34倍
・S&Pグローバル
88.66ドル→ 396.31ドル
上昇率:4.46倍
・マコーミック
36.98ドル→ 102.00ドル
上昇率:2.75倍
今回検証した結果、「ハイテク企業に投資する必要はないので??」と思ったのは私だけじゃないと思います。
将来どうなるかわからないハイテク企業に投資するより、将来も市場シェアを落とすことなく増益になる可能性が高い企業に投資した方が近道だと思います。
整理すると…
正直私も今回検証するまでは、こんな結果になるとは思っていなかったです。
なんだかんだ言って、最終的にはナスダック総合指数の方が上昇率が高いんだろうなって思いながら調べていました。
乱高下が激しいとは思っていましたが…
今回の検証結果を是非参考にして投資先を選ぶようにしてください。