安定を求めると、逆に不安定になる!??

#411

こんにちは、チャーリーです!

今読んでいる本におもしろい表現が載っていたので紹介したいと思います。

「安定を求めることでむしろ不安定になってしまう」

 

これが書いてあった本はこちらです。

奥野一成【著】、ダイヤモンド社【出版社】

 

投資に関しても同じです。

この本の中には、「高配当企業には近づくな!」「株主優待につたれて株を買ってはいけない」など書いてあります。

私の考えも全く同じです!

高配当株だからと言って、安易に投資したらダメです。

安定を求めて高配当株、株主優待銘柄を買っている人がかなりの割合でいます。

 

しかも、YouTubeや投資ブログ、経済雑誌を見ていると高配当株投資や株主優待銘柄をオススメしていることが結構多いです。

 

 

今回は「個人投資家の人気が高い高配当株は投資対象にしてもいいのか?」を調べてみたいと思います。

 

個人投資家の人気が高い銘柄は以下の銘柄です。

※ 配当利回りは2021年10月22日の終値で計算しています。

日本たばこ産業(2914)、配当利回り:6.31%

日本たばこ産業はJTのことです。

日本郵政(6178)、配当利回り:5.70%

武田薬品工業(4502)、配当利回り:5.62%

ソフトバンク(9434)、配当利回り:5.62%

みずほFG(8411)、配当利回り:4.90%

東証一部の平均配当利回り:2.03%

 

東証一部の平均と比べると配当利回りがかなり高いことがわかると思います。

日経平均株価と上記銘柄の株価推移を比較してみます。

基準日:日本郵政が上場した2015年11月4日

一目瞭然で日経平均株価とは違う値動きをしています!

2015年11月4日~2021年10月22日の騰落率

・日経平均株価:18,926.91円~28,804.85円

 52.18%上昇

・日本郵政:1,400円(公募価格)~876.8円

 37.37%下落

・みずほFG:2,448円~1,530.5円

 37.47%下落

・日本たばこ産業:4,158円~2,251円

 45.86%下落

・武田薬品工業:5,955円~3,203円

 46.21%下落

※ ソフトバンクは2018年12月19日に上場したので上記の騰落率には入っていません。

 

 

基準日:ソフトバンクが上場した2018年12月19日

2018年12月19日~2021年10月22日の騰落率

・日経平均株価:20,987.92円~28,804.85円

 37.24%上昇

・ソフトバンク:1,500円(公募価格)~1,530円

 2.00%上昇

・武田薬品工業:3,588円~3,203円

 10.73%下落

・みずほFG:1,765円~1,530.5円

 13.28%下落

・日本たばこ産業:2,809.5円~2,251円

 19.87%下落

・日本郵政:1,272円~876.8円

 31.06%下落

 

ソフトバンク以外は見るも無残な状況です!

いくら高い配当金をもらっても、それ以上に株価が下がっていたら何の意味もありません。

 

ソフトバンクも今は株価を保っていますが、私の予想では将来的には株価は下がる可能性が極めて高いです。

 

なぜかというと、すごく単純です。

日本の人口が減少するからです!!

日本の人口が減るというのを踏まえて考えてみてください。

「今後ソフトバンクの契約者数は増えると思いますか?減ると思いますか?」

 

人口が減る中、契約者の奪い合いをするしかないんです。

どういう未来が待ち構えているのかは安易に想像できると思います。

 

投資すべき企業は高配当企業じゃなく、連続増配企業です!

 

 

整理すると…

安定を求めて高配当企業に投資することは避けた方がいいです!

必要以上に配当金を出しているということは、視点を変えると、M&Aなどにお金を回してないってことになるので将来成長する確率が低いということになります。

もっと言うと、高い配当金を出さないと投資家が見向きもしてくれない株ってことにもなります。

今回検証したように株価は右肩下がりになりやすいので注意してください。

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