ハイテク株 VS 高配当企業

#103
こんにちは、チャーリーです!
今読んでいる本の中で「成長の罠」というのが書いてあって、簡単に言うとハイテク株のような成長企業に投資するよりも、高配当株に投資をして配当金を再投資した方がリターンが高くなるというものです。
著者:ジェレミー・シーゲル、訳:瑞穂のりこ
具体例でいうと…
IBMとスタンダード・オイル・オブ・ニュージャージー(現在のエクソンモービル)を比べています。
引用:本「株式投資の未来」
これを見たらわかるように、私も含めてみんな株価上昇率ばかり気にしがちですが、高配当株投資の方が資産が増えています。
これは本当なのか??
現在でも通用するのか??
と思って自分なりにいろいろ計算してみました。
計算結果は以下の通りです。
※ 古い配当金データがわかる年まで遡ったので、銘柄によって計算スタート時期が異なります。
※ マイクロソフトも配当を出していますが、株価上昇率が断トツで高く、配当金を計算するまでもなく検証結果が出たので計算していません。
???
ぜんぜんダメじゃん!!泣
5億歩ゆずって考えると、検証した期間が長ければ長いほど高配当企業に有利なので、本と比べると検証期間が短い。
まぁでも配当金を再投資して、株数を増やすことはイコール資産を増やすことで当然その分資産が増えるので再投資しないよりはいいと思いますが…
ここでちょっと考え方を変えてみます。
マイクロソフト、アマゾン、グーグル、アップル、フェイスブックは結果的に勝ち残れた企業であり、上場当初からそれが想像できた人はほとんどいないと思います。
上場当初に想像できた人でも今まで持ち切れた人は、創業メンバー以外では皆無に近いと思います。
※ 今でいうと、ZOOM(ズーム)やUber(ウーバー)などの企業が20年後まで勝ち残れるかどうかは誰もわからない。
一方高配当企業(連続増配企業)は、今まで長期間連続増配しているので今後も増配する確率は比較的高い。
例えば、コカ・コーラは58年連続で増配している。
連続増配企業は過去のいろいろな経済危機の最中でさえ増配しているので、今後もし新たな経済危機が発生しても乗り越えられる可能性が他の企業よりも高いです。
ブラックマンデー、湾岸戦争、ITバブル崩壊、同時多発テロ、イラク戦争、SARS、リーマンショック、ギリシャショック、チャイナショック、コロナウイルスなど
整理すると…
本に書いてあったことは、私が調べた範囲では再現できませんでしたが、宝くじみたいに一発当てて大儲けするよりは、着実に(確率高く)資産を増やしていきたいので連続増配企業に投資をして、配当金が出たらまた買い増ししていけばいいと思います。
※ 過去ブログの(ドルコスト平均法のすごさとは??)を見ていただくと、株価が上がっていなくても配当金を買い増しすることがどれだけいいのかがわかると思います!
連続増配企業の株価は変な話、上がってくれない方がいいんです!
株価が下がれば下がるほど、配当金でたくさんの株数が買い増しできるので。
そう思ったら暴落相場にも耐えられると思います。