「エルメス」と「グッチ」

#958

こんにちは、チャーリーです!

ここ数日ブログを掲載できなくてすみませんでした。

忙しすぎて疲労困憊(ひろうこんぱい)でブログを書く気力が出なかったんです。

 

少し前のブログで2件目の法人口座の開設の件を書きましたが、その会社の社長から福利厚生の一環で社員向けに投資セミナーを行ってほしいとの申し出がありました。

コツコツ誠実にやっていたらこちらから営業をしなくてもこういう依頼が増えてきたのですごく嬉しいです。

 

 

本題に入ります。

2024年6月20日の日経新聞におもしろい記事が載っていたので紹介します。

 

画像引用元:日本経済新聞(2024年6月20日朝刊16面)

 

この日経新聞の記事を要約すると

・最大市場である中国で二極化が進んでいる

・値引きで安売りを行ったGUCCI(グッチ)が低迷

・値引き安売りをしなかったエルメスは伸びた

・2019年6月時点のケリングとエルメスの時価総額はほぼ同じだった

※ ケリングとはグッチを保有している親会社

 

過去10年間の株価推移を比較してみます。

※ LVMHとはルイ・ヴィトンの親会社

 

株価の単純比較だと2018年~コロナ前まではグッチの親会社であるケリングの株価が一番上がっていました。

それが2022年から二極化しています。

 

私がいつもセミナーで言っていることがまさしく表れています。

ライバル会社がいない企業は価格競争に巻き込まれない

ライバル会社が多い企業は価格競争に巻き込まれる

ライバル会社がいない企業は値上げをしても顧客が離れない

 

私が知っている知識では「エルメス」、「ルイ・ヴィトン」、「ロレックス」は値引きは一切しません。

当然、アウトレットにも出店しません。

日経新聞の記事にはグッチは最大市場である中国でアウトレット店などの値引きの影響でブランド価値が損なって停滞していると書いてあります。

正直、グッチの経営戦略までは知らないので何でアウトレットに出店して安売りをしようとしているのかまではわかりません。

結果論ですが、それが大きな間違いだったのはハッキリ言えます。

 

これこそがいつもブログで書いている「堀が深い・浅い」ということです。

永続的な競争優位性を持っているのか、いないのかの差です。

 

結果的に2019年6月時点ではケリングとエルメスの時価総額はほぼ同水準だったものが、今の時価総額はここまで差がついてしまいました。

2024年6月19日時点の時価総額

エルメス:2,276.08億ユーロ

ケリング:385.94億ユーロ

5.9倍の差になりました。

 

 

整理すると…

やっぱり堀が深くて永続的な競争優位性を持っている企業に投資しないと失敗する確率が高くなるということを再認識しました。

グッチのイメージだけでケリングに投資した人はすごくヤキモキしていると思います。

今回のケースでビジネスモデルを理解することの大事さがわかったのでブレないように自分自身を律していきたいと思います。

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