絶対にセールをしないエルメスの株価!!
#64
こんにちは、チャーリーです!
前回ブログ(ティファニー買収を撤回したLVMHとは??)の最後にも書きましたが、値引き競争に晒されていないハイブランドはブランド価値を損なっていないので株価が上がっていると書きました。
実際どうなのか見ていきたいと思います。
前回ブログではLVMHを例に出しましたが、実際よくよく調べてみるといろんなハイブランドを買収してきたことが逆効果になっている部分もあります。
それは…
ハイブランドの中でもセール、アウトレット出店をしているブランドと全くセールをしていないブランドに分かれます。
LVMHの傘下ブランドでアウトレットに出店しているブランド
ざっと調べただけでも、フェンディ、ディオール、ジバンシィ、ケンゾー、ブルガリ、セリーヌ、タグ・ホイヤーが出店しています。
LVMH傘下ブランド以外のハイブランドでアウトレットに出店しているブランド
グッチ、プラダ、コーチ、ボッテガ・ヴェネタなどなど
逆にセールやアウトレット出店を絶対にしないハイブランド
シャネル 、 ルイ・ヴィトン 、 エルメス 、 ロレックス
このことが株価にどう影響しているのか??
LVMHの株価推移
エルメスの株価推移
※ シャネル、ロレックスは上場していない
次に業績を見てみます。
安売りをしないということは利益率が高いと思われるので売上高営業利益率に注目していきたいと思います。
まずはLVMH
データ参照:Investing.com
次にエルメス
データ参照:エルメスのホームページ
やっぱりセール、アウトレット出店をしていないブランドの方がブランド価値を保てていて、利益率も高いので株価もより上昇しているということがわかりました。
整理すると…
長期投資に本当に向いている株(企業)はブランド価値を高く保てている企業であり、値下げしないと売れないどころか、逆に値上げしても消費者が買ってくれる企業です。
このブランド価値こそがバフェットが言っている、永続的競争優位性を持つ企業ということになります。