2023年度の増益率を調べてみる
#895
こんにちは、チャーリーです!
前回のブログ(2023年度の増配率を調べてみる)では「増配率」を調べましたが、今回のブログでは「増益率」を調べてみたいと思います。
前回のブログ同様、私のオススメ6銘柄を調べてみたいと思います。
6銘柄プラス市場平均であるS&P500も調べてみます。
私のオススメ6銘柄
コストコ
ビザ
ドミノピザ
アップル
ユナイテッドヘルス
S&Pグローバル
※ 順番に意味はありません
前回とまったく同じことを書きますが、2020年から目立って世界経済に逆風が吹き荒れています。
丸3年経った今でもまだ逆風が完全には収まっていません。
こういう経済状況の中、どれくらい増益になっているかを改めて調べたいと思います。
ただ、純利益の増益率だと本質から少しズレてしまうのでEPS(1株あたりの利益)を調べます。
S&Pグローバルが減益になっているので説明します。
これは買収関連費用を計上したため減益になっているだけです。
買収関連費用を計上した部門の「マーケットインテリジェンス」だけ減益になっていて、他の部門は増益になっています。
S&Pグローバルの部門別の営業利益は以下の通りです。
買収関連費用がなければ余裕で増益でした。
話は少し脱線してしまったので本題に戻ります。
次はS&P500のEPS(1株あたりの利益)を見てみます。
2023年度だけを見ると11.64%もEPSが増益になっているのですごいです。
ただこれは2022年度に減益になっていた反動とも取れます。
なので今度は2019年度からの増益率を見てください。
S&P500も含めてこの逆風の経済環境の中、増益になっているのでさすがです。
ちなみに私のオススメ6銘柄の2019年度からの平均増加率は11.6%でした。
S&Pグローバルが特殊要因でマイナスになっているにもかかわらず、それを加味しても11.6%の増益率というのは本当にすごいと思います。
毎年11.6%ずつ増益になっていくと複利の効果ですごいことになります。
2020年からの経済環境を簡単に書くと
2020年:コロナ流行
2021年:歴史的な高インフレ
2022年:急速な利上げ
2023年:米銀行が破綻
毎年何らかの逆風が吹いています。
こういう経営環境下でも6銘柄の平均で11.6%(年率)増益になっているのは「堀が深い企業」だからこそだと思います。
今後も強い逆風が吹いても大丈夫というのが確認できたので2020年からの経済環境に感謝します。
整理すると…
やっぱり「堀が深い企業」はどういう経済環境であっても業績が大きく悪化することはないというのが改めてわかりました。
2020年からの経済環境でも6銘柄の平均で11.6%(年率)でEPS(1株あたりの利益)が伸びているって本当にすごいことです。
EPS(1株あたりの利益)が落ち込んでいないのに株価だけ下落してしまうケースはこれからもたくさんあると思いますが、EPS(1株あたりの利益)が落ち込んでいなかったら慌てることは全くありません。
最終的には株価はEPSと連動するからです。
ほったらかし投資を一緒に頑張りましょう。