2021年度の公的年金運用

#610

こんにちは、チャーリーです!

2022年7月1日に日本の厚生年金と国民年金の積立金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が2021年度の運用実績を発表しました。

 

GPIFによる厚生年金・国民年金の積立金の運用は2001年4月1日からスタートしました。

2001年4月1日~2022年3月31日までの運用成績はどうだと思いますか??

だいぶ前にもGPIFの運用のブログを書いたことがありますが覚えていますか??

 

2001年4月からの運用成績は後述するとして、まずは2021年度の運用成績から見てください。

2021年4月1日~2022年3月31日

・収益額:10兆925億円の増加

→ 配当金・利子などのインカムゲインも含みます。

※ インカムゲインだけの収益額は3兆1983億円。

・年率:5.42%増加

 

2022年に入ってからは、ウクライナ情勢悪化インフレ利上げなどかなり厳しい相場状況が続いていますが、それでも年度通して5.42%の増加というのはすごいと思います。

自分自身の運用成果と比較したらすごさがわかると思います。

 

これが「長期投資の強さ」なんだと思います!

 

 

それでは冒頭に書いた2001年4月1日~2022年3月31日までの運用成績を見てください。

デコボコしながらも着実に右肩上がりに収益額が増えていっているのがわかります。

21年間運用した結果、105兆4000億円も資産を増やせています。

2022年3月31日時点の運用資産額が196兆5926億円なので、2001年4月と比べて2.15倍になっています!

 

21年間で2.15倍なので、年率ベースで3.69%ずつ資産が増加しているということです。

もし仮に

「21年間で2.15倍だったらたいしたことないよ」

「年率3.69%だったらむしろ低すぎるでしょ」

「誇れるような実績じゃないでしょ」

と思っている人がいたら大間違いです!

 

それこそこのブログの読者の中に2001年から運用している人がいたら凄さがよりわかると思います。

そもそも日本人投資家で運用で資産が2倍以上になった人は数%しかいないと思います。

※ 瞬間風速では2倍になった人はたくさんいると思いますが、トータルでということ。

 

何度も言いますが、これが「長期投資の強さ」なんです!

逆にいうと、短期売買を繰り返している投資家の大多数が2倍どころか損している確率が高いと思います。

良くてトントン。

 

日本の公的機関がお手本のような運用をしてくれているので参考にしてみてください。

 

 

整理すると…

GPIFの運用方針だと今後も資産を拡大し続けられる可能性が極めて高いと思います。

もちろん単年で見るとマイナスになる年も出てくるとは思いますが。

GPIFのように然るべき商品に長期投資をするだけでうまくいく確率がすごく高くなります。そのためにはGPIFを見習って、余裕資金で投資して、分散投資をする必要があります。

私の運用資産も21年後にはどうなっているのか楽しみです。

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