年金運用が8兆円の赤字でも大丈夫なワケ!!

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こんにちは、チャーリーです!

GPIF(年金積立員管理運用独立行政法人)が2019年度の公的年金運用の運用成績が8兆2831億円の赤字だったと発表しました。

このニュース・報道を受けて将来もらえる年金の原資が減って大変だと騒いでいるマスメディアや政治家がいますが、ハッキリ言って無知すぎます!

 

なぜ騒いでいる人が無知なのか、なぜ単年で8兆円の赤字を出しても大丈夫なのかを書いていきます。

※ 10年以上連続で8兆円の赤字が続いたらさすがにマズいけど…

 

 

なぜ大丈夫なのかを書く前に、そもそも8兆円の赤字を出したことに対して騒いでいる人が言っていること整理します。

・年金をハイリスク資産で運用しているので大赤字になってしまった。

・このままでは将来もらえる年金の原資がなくなってしまう。

 

なぜこのような批判が出るようになったのか??

それは…

2014年10月から運用資産の配分を変更したからです。

 

出所:GPIFのホームページ

 

このように2014年10月から株式投資(国内外合計)への比率を2倍に大きく引き上げたからなんです。

株式の比率を上げてリスクを取るようにしたので赤字になった!という理屈で批判しています。

 

次に「このままでは将来もらえる年金の原資がなくなってしまう」に対して書いていきます。

まず日本の年金方式は賦課(ふか)方式なんです。

賦課方式とは…

現役世代が支払った年金保険料を、今の年金受給者の支払いにあてるということです。

 

ここで年金給付金の財源を見てます。

政府が計算している財政検証では今後100年間の平均で考えると、年金給付金の財源以下の通りです。

※ ちなみに今後100年の平均が上記の配分であって、2019年度を見ると、現役世代の保険料と国庫負担だけで年金給付金がまかなえているので、積立金は崩していないです。

 

 

最後に年金資金の運用に対して批判的な人へのトドメの一発!!

過去の運用成績を見てください。

 

2001年~2020年3月末までの実績

出所:GPIFのホームページ

 

2001年~2020年6月末までの実績

出所:GPIFのホームページ

 

2001年度~2019年度までの運用実績は累計で57.5兆円の利益です。

最新データの2020年6月末までを見ると累計の利益が70兆円にまでなっています。

 

 

整理すると…

まず、今運用している年金積立金は給付金の10%の部分しか運用していないので、仮に大赤字になったとしても将来もらえる年金の原資が大きく失われることはないです。

次に2001年~2020年6月末までの累計利益は70兆円になっていて運用は順調にいっています。

当然この70兆円は2020年3月にコロナウイルスの影響で暴落した後の実績です。

しかもITバブル崩壊リーマンショック東日本大震災ギリシャショックチャイナショック米中の貿易戦争も全て含まれてこの結果なんです!

このことさえわかっていれば、今後メディアや政治家が騒いでも過度に心配する必要がないことがわかったと思います。

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