第二次世界大戦を越えた…世界の借金残高
#105
こんにちは、チャーリーです!
ここ最近、新聞でよく目にする内容が「政府債務残高」です。
簡単に言うと、政府の借金残高です。
タイトルにも書いている通り、借金残高の比率が第二次世界大戦時を越えたからです。
過去の世界の政府債務の推移を見てください。
※ これはあくまでGDP比なので、単純な債務(借金)残高推移ではありません。
なぜここ数年の間に急激に債務が膨らんだかというと…
第一に「リーマンショック後の対応」
第二に「コロナウイルスへの対応」
ここで新しい概念が誕生しました。
それが「MMT(現代貨幣理論)」です!
MMTをスーパー簡単に説明すると、「自国通貨で借金をする場合は、いくら借金をしても財政破綻しない!」というものです。
※ しかもこのMMT理論をIMF(国際通貨基金)がお墨付きを与えたんです。
日本が財政破綻しない理由や、日本が借金大国にも関わらず安全資産として円が買われている理由です。
ちなみにバフェットはMMT理論には反対しています。
私も大反対です!
そこまでしないと経済成長しないシステム自体が間違っていると思います。
国と企業とでは考え方が違うかもしれないですけど、そもそも永続的競争優位性を持っている企業は借金が少ないです。
永続的競争優位性については、過去ブログの(永続的競争優位性を持つ企業とは??)を参照してください。
どの考えが正解かは未来が証明するしかないんですが、みなさんはどっちが正解だと思いますか?
・MMTは経済界の地動説と言われているくらい従来の理論と異なります。
→MMTの新しい考え方が正解なのか
・ITバブルの時も「これからはニューエコノミーだ!」と言って、バブルを無視した投資活動が活発化した結果、バブルが弾けて大暴落しました。
→今までにない新しい言葉を作り出して、株価上昇を正当化しようとすること自体がバブルになっているという考え。
整理すると…
私は記事の途中でも書きましたが、MMTの考え方には反対です!
借金を正当化する前に、借金をあんまりしなくても成長を続けられている企業が存在していることを認識すべきだと思います。
借金が多い企業(借金をしないといけない企業)は継続して成長し続けることは困難です!
でも今MMT理論というのが正当化され始めているという事実は認識しておいた方がいいと思って記事にしました。