ガチョウを殺してはいけない!

#576

こんにちは、チャーリーです!

タイトルを見て、あーあ、ついにチャーリーがトチ狂ったかって思った人もいるかもしれませんが、いたって正常です。

 

今の相場で最も大事なことです!

突然ですが、イソップ童話の「ガチョウと黄金の卵」を知っていますか??

※ グリム童話の「黄金のガチョウ」と似ていますが違います。

 

「ガチョウと黄金の卵」がどういう話かというと…

むかしむかしあるところに、すごく貧しい農夫が住んでいました。

ある日、農夫は自分が飼っているガチョウが黄金の卵を産んでいるのを見つけて大変驚きました。

それからもガチョウは1日1個ずつ黄金の卵を産み続けました。

農夫はその黄金の卵を売ることでお金持ちになっていきました。

しかし、農夫は1日1個しか黄金の卵を産まないガチョウに物足りなさを感じるようになり、「きっとガチョウのお腹の中には大量の金塊が詰まっているに違いない」と考えるようになりました。

そして、ついに欲を出した農夫はガチョウの腹を切り裂いてしまいました。

ところが、腹の中に金塊などなく、しかもガチョウまで死なせてしまったとさ…

 

 

まったくめでたしめでたしで終わらない童話ですが、このことを投資に当てはめて考えてみてください。

投資にあてはめて、もう一度「ガチョウと黄金の卵」を振り返ります。

むかしむかしあるところに、すごく貧しい農夫が住んでいました。

ある日、農夫は自分が保有している株式(企業)が参入障壁が高く・堀が深いビジネスを有していていることに気付きました。

その株式は毎年9.43%ずつ株価が上がり続けました。

※ S&P500は1950年からの72年間で年平均9.43%ずつ上昇している

農夫は毎年9.43%ずつ値上がってくれる株式を保有していることで、資産がどんどん拡大していきました。

しかし、農夫は1年間で9.43%しか値上がらないことに、物足りなさを感じるようになり、「うまくやればもっと利益を出せるに決まっている」と考えるようになりました。

そしてついに欲を出した農夫はその株式を売却してしまいました。

ところが、その後は全く資産が増えることはありませんでした。

 

 

ざっとこんな感じでしょうか??

毎年9.43%ずつ上昇してくれるということは、複利で9.43%ということになるので、10年間保有していただけでも資産が2.46倍になります。

上記の童話では9.43%に物足りなさを感じるようになったと書きましたが、欲を出して売却しなくても、今の相場みたいに下落局面で不安になって売却することも全く同じです。

 

コストコ・ビザ・S&Pグローバル、ヤムブランズ、アップルなどの堀が深くて参入障壁が高いビジネスを有している企業は今後も黄金の卵を産み続けてくれる可能性が極めて高いと言えます。

昨日のブログ(株価は影…)にも通じますが、参入障壁が高くて、堀が深いビジネスを有している企業はちゃんと利益が出て、ちゃんと株価が上がります。

 

 

整理すると…

イソップ童話に出てくる農夫みたいに欲に駆られて、黄金の卵を産んでくれる株式(企業)を途中で売却することは論外です。

それは論外だとして、不安になって売却するのもダメです。

農夫みたいに短絡的に考えたら失敗してしまいます。

今後も黄金の卵を産み続けてくれる資産を手放さないようにしましょう!!

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