今度はグーグルが標的に!!
#97
こんにちは、チャーリーです!
アップルがフォートナイトの開発元のエピックゲームズから訴訟を起こされたのは、過去ブログの(「フォートナイト」開発元 VS アップルの真相)で書きました。
グーグルが独占禁止法で訴えられた話はまた別の機会に書きます。
今度はまだ訴訟まではいっていませんが、インドのスタートアップ企業がグーグルに反旗を翻す事態が起こりました。
エピックゲームズもインドのスタートアップ企業もほぼ同じ内容でアップル、グーグルに反発しています。
それは、「アプリ課金代金に対して手数料30%を強制的に徴収するのはおかしい!又は高いです!」です。
このタイミングでインドのスタートアップ企業が反旗を翻した2つの理由
① 規定違反をしたら一方的にアプリを削除すること。
② アプリでの売上に対して30%の手数料がかかるグーグル課金システムの利用を義務付けすること。
①に関しては、規定違反をした方が悪いとしかいいようがないですが、事例を挙げてみます。
インドのスタートアップ企業で評価額が一番高いモバイル決済大手のPaytm(ペイティーエム)がアプリ内でファンタジースポーツサービスを推進していたことがグーグルプレイの規定違反に該当したのでアプリが削除されました。
まずファンタジースポーツサービスとは何かと言うと、実在する野球選手やサッカー選手を自分で仮想チームを作り、実際の試合での各選手のパフォーマンスによってポイントが加減され、その獲得ポイントを競うゲームのことです。ゲームに勝ったら現金がもらえるケースもあります。
ファンタジースポーツのイメージ
このサービス(ゲーム)がギャンブルとみなされたため、アプリが削除になりました。
グーグルプレイの規定では、「スポーツベッティング(スポーツの結果に賭けること)を促進するアプリを禁止する」と明記しています。
規定違反をしたら削除されるのは当たり前だと思うけど…
②の30%の手数料に関しては、エピックゲームズと主張は同じです。
エピックゲームズのことについては、過去ブログの(「フォートナイト」開発元 VS アップルの真相)を参照してください。
これに関して言えば、アプリ内での売り上げ(課金額)に対して30%の手数料が取られるのが嫌だったら、グーグルプレイを利用せずに独自のサイトで自社アプリがインストールできるようにすればいいだけの話です。
なぜ他の大多数のアプリがグーグルプレイやアップストアを利用するのかというと、グーグルプレイ等を活用した方が、自社サイトよりも早く認知されて、早く売上が見込めるからです。
しかも、インドの場合はスマホ保有者の99%がアンドロイド(グーグル)を利用しているため、グーグルプレイを活用した方が遥かに効率がいい国なんです!
それにも関わらず、規定違反はするし、手数料は払いたくないと言うし…
問題はPaytmの意見に賛同しているスタートアップ企業が120社を超えているらしいです。
この流れがアメリカ、インドと続いているので世界的広まったらGoogle、Appleからするとちょっと厄介になります。
整理すると…
Google、Appleのシェアが高すぎるので、それを逆手にとって独占禁止法違反と結び付けている今の流れはおかしいと思います。
GoogleもAppleも自社努力でシェアを獲得してきたにも関わらずです。
今回の件も手数料30%を義務付けるシステムが悪いという主張ですが、嫌だったら利用しなければいいだけの話だと思います。
でも世界的にこういう変な流れが出来つつあるのでGAFAにとっては逆風がビュンビュン吹いていることは間違いないです。