ピーター・リンチの黄金律
#602
こんにちは、チャーリーです!
「ピーター・リンチの株の法則」という本が読み終わりました。
ピーター・リンチ【著】、平野誠一【訳】、ダイヤモンド社【出版】
ちょっと前のブログ(13歳が運用したらどうなるのか…②)でアメリカの聖アグネス小学校に通う7年生(日本だと中学1年生)がピーター・リンチに贈ったカセットテープにクラス全員で声をそろえて、投資の格言を吹き込んでいたのを覚えていますか??
本の最後にピーター・リンチが聖アグネス小学校に通う7年生をなぞらえて「ピーター・リンチの25の黄金律」を書いています。
25個すべてを書くとごちゃごちゃするので、その中から私が厳選して書きたいと思います。
ちなみに聖アグネス小学校に通う7年生(13歳)もピーター・リンチも市場平均であるS&P500を2倍以上大きく上回る運用成果を上げています。
13歳が自分で調べて選んだ場合:69.60%
同じ期間のS&P500:26.08%
※ 1990年1月1日~1991年12月31日の2年間
ピーター・リンチの運用成績:年率29.2%
同じ期間のS&P500:年率8.3%
※ 1977年~1990年
この運用実績を見ると、この両者の投資に対する考え方を参考にしない手はないです。
聖アグネス小学校に通う7年生が考える投資の格言は(13歳が運用したらどうなるのか…②)を参照してください。
それではピーター・リンチが考える25の黄金律の中から私が厳選したいと思います。
今の相場にすぐ役に立つ黄金律
・短期的には、企業の事業の成功と株価の成功との間に相関関係が見られないことがよくある。この「短期」は、数ヶ月の場合もあれば数年に及ぶ場合もある。辛抱強く望むことと、成功を収める企業の株を手に入れることが利益を得る秘訣である。
・株式市場の下落は、コロラドの1月の吹雪と同じく、いつか必ずやって来る。日頃の備えがあればケガをせずに済む。相場の下落は、他の投資家がパニックになって逃げ出した後に残された掘り出し物を手に入れる好機である。
・株で利益を得られるだけの知力は誰にでもある。問題は胆力だ。恐怖に駆られて何もかも売り払ってしまいたくなる人は、株にも株式投信にも手を出さないほうがいい。
・この世に心配のタネは尽きまじ。週末に悪いことを考えて不安になるのはやめよう。ニュース番組のキャスターが口にする恐ろしい予言は無視しよう。株を売るのは、あくまでその企業のファンダメンタルズが悪化した時にしよう。
上記の4つの黄金律は「今の相場ですぐに役に立つ」と考えて先に書きましたが、今度はどんなに時代が変わっても役に立つ黄金律を書いていきます。
※ もちろん上記4つの黄金律もずっと役に立ちます!
・どんな株券でもその背後には必ず企業がある。企業が何をやっているかをちゃんと把握することが重要だ。
・大穴は、十中八九外れる。
・人気業種の人気株は避けること。株価が着実且つ大きく上昇していくのは、不人気で成長が止まった業界の素晴らしい企業の株だ。
・企業を研究することなく株に投資すれば、手札を見ずにポーカーをする時と同程度の成功しか得られない。
・優れた企業の株を買う時は、時間が味方になってくれる。辛抱強く待てるからだ。例えばウォルマート株は、上場後5年以内に買うことができればもちろんよかったが、その次の5年の間に買っても良い結果が得られた。逆にオプションを買う時は、時間を敵に回すことになる。
→ 信用取引も時間を敵に回すことになります。
どうですか??
一見すると、ごくごく当たり前のことを言っているに過ぎません。
でも、この当たり前のことが世の中の大多数の人が守れてないのもまた事実なんです。
私の経験則からいうと、90%くらいの人ができていないと思います。
90%というのも少し控え目に言っているくらいです。
整理すると…
今回のブログを書いていて再認識したことがあります。
「当たり前のことを当たり前にするということの大事さ」です!
ふと思い出したことがあります。
証券マン時代の話です。
私自身は「当たり前のことを当たり前にする」というのをすごく意識して営業していました。
営業課長になってからでいうと、成長のスピードが早いとか、営業成績が同世代と比べてもトップクラスだった人は、当たり前のことが当たり前にできる人でした!
成功したいのであれば、「当たり前のことが当たり前にできる能力」を身に着けるのが近道だと思います。
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