悲観的なニュースに惑わされるな!
#485
こんにちは、チャーリーです!
2022年に入ってから株価が下落しているので悲観的になっている人が多いと思います。
ここ近年、積み立て投資、NISAやiDeCo(イデコ)などを取っ掛かりとして投資を始められた人も多いと思います。
そういう人にとってはかなりきつい状況だと思います。
入ってくるニュースも悲観的なものばかりですし、株価を見ればどんどん下がっていくし…
投資初心者だけじゃなく、投資ベテラン組でも不安になっているのも事実だと思います。
まずはS&P500の推移を確認してみます。
下がった下がったと言っても、実際計算すると9.79%しか下落していないんですが、投資に関して悪いニュースばかり出てくるので不安になるのもわかります。
2022年1月3日~2022年1月27日
4,796.56ドル~ 4,326.50ドル
下落率:9.79%下落
今回のブログは「悲観的なニュースに振り回されて不安な気持ちになるのはやめよう」という内容です!
将来どうなるかわからないことばかり考えて不安になっています。
言うなれば「春休みに友達と旅行に行こうと計画しています。旅行の時の天気は晴れてくれるかな…雨だったら嫌だな…」って不安な気持ちになっているのと大差ありません。
大事なことは今のアメリカの経済状況、景気動向は上向きなのか?下向きなのか?をきっちり把握することだと思います。
それを調べる方法は簡単です!
国の経済状況を調べるならGDP(国内総生産)を見ればいいんです。
企業なら企業業績を見るのと同じです。
そのアメリカのGDPを米商務省経済分析局が2022年1月27日に発表しました。
速報値は以下の通りです。
・2021年10月~12月期
前年同期比(年率換算):6.9%増加
・2021年通年
前年同期比:5.7%増加
→ 1984年以来の高水準
四半期ごとの推移を調べてみます。
以下の表はすべて米商務省経済分析局のホームページから数字を抜粋して作成しています。
米商務省経済分析局はこちら
今が過去最高を更新しています。
当然、コロナ前の水準を大きく超えています。
このことから言えるのはアメリカ経済は好調ということです!
次にGDP(国内総生産)が増加するとなぜアメリカ経済が好調と言えるのか??について説明します。
これはGDPの構成比率(内訳)を見ればすぐわかります。
GDPは以下の4項目で構成されています。
個人消費
民間投資
財・サービスの純輸出(輸出−輸入)
政府消費支出および総投資額
この4項目の比率を見ると、どの項目が一番重要かが一目瞭然でわかります。
アメリカは消費大国と言われるだけあって、個人消費の比率が68.1%もあります。
単純に個人消費が伸びればアメリカのGDPは増加しやすいことが言えます。
アメリカの個人消費の推移を調べてみます。
個人消費は着実に伸びています。
これを見ると「なんでアメリカ経済に対して不安になっていたんだろう…汗」って思いませんか??
じゃー今の株価の下落は何??ってことになります。
それは、量的緩和(金融緩和)で実力以上に上がり過ぎたので、それを修正しているだけに過ぎないんです。
アメリカ経済が腰折れしたわけでもなく、マイナス成長になったわけでもないんです。
整理すると…
アメリカ経済は非常に強いです!
そのことを理解せず、株価が下がり始めたら無意味に不安になって下がったところで売却しないようにしましょう。
下がったところは積極的に買っていきましょう!
これは好業績の個別企業でも全く同じことが言えます!
1月27日にアップルとビザが決算発表を行ったので、次回以降は決算発表について書いていきたいと思います。