ファンド・オブ・ザ・イヤー2019の実力

#84
こんにちは、チャーリーです!
ファンド・オブ・ザ・イヤーは、モーニングスター社が投資信託の過去のパフォーマンスやリスク管理体制などを総合的に勘案して1999年から毎年発表しています。
部門(投資商品分類)ごとに最優秀ファンド賞、優秀ファンド賞があります。
今回は最優秀ファンド賞を受賞した投資信託の実力を調べてみたいと思います。
ファンド・オブ・ザ・イヤー2019の最優秀賞
・国際株式型(グローバル)部門 (対象ファンド:546本)
「モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープン(為替ヘッジあり)」
上記以外にも、国内株式部門、国際株式(特定地域)部門、債券型部門、REIT型部門、バランス型部門などがありますが、ここでは国際株式型(グローバル)部門だけに特化して書いていきます。
需要があれば今回書かなかった部門も書いていきたいと思います。
モルガン・スタンレーグローバル・プレミアム株式オープン(為替ヘッジあり)はどういう投資信託か??
特徴
世界各国のプレミアム企業の株式に投資している。
プレミアム企業とは、高いブランド力、有力な特許、強固な販売網などがあり、持続的にフリーキャッシュフロー(手元資金)を増大させることが期待される企業のこと。
※ 為替変動の影響を受けないように運用しているコースです。
表彰された理由
2019年の四半期のリターンがすべてプラスで運用できたこと。
投資先には景気変動に左右されにくい企業が多いため、標準偏差(変動幅)が同類ファンドの中でトップの低さとなり価格変動を抑えた運用ができていること。
※ ちなみに2018年にも優秀ファンド賞を受賞しています。
それでは2019年のパフォーマンスを見てみます。
モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープン(為替ヘッジあり)
S&P500
上昇率を比べるとS&P500とほぼ変わらないですが、表彰理由にもあるように上下の変動幅がS&P500と比べると小さいです。
5月~6月にかけての下落を比べるとよくわかります。
続いては設定来からのパフォーマンスを比較してみたいと思います。
モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープン(為替ヘッジあり)
S&P500
この8年半を比べてもパフォーマンスには大きな差がないです!
整理すると…
ファンド・オブ・ザ・イヤー2019を受賞した投信とS&P500を比べた場合、2019年の1年間で見ても、8年半を比べてもパフォーマンスは大した差がないことがわかりました。
これから言えることは、S&P500はあくまで市場の平均です!
プロのファンドマネージャーが運用して、最優秀ファンド賞を受賞した投資でさえ、S&P500と大きく上回ることができていません。
ただまだ1銘柄しか検証していないので、いろんな年のファンド・オブ・ザ・イヤーで次回以降さらに検証していきたいと思います。
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