ファンド・オブ・ザ・イヤー2018の実力

#85
こんにちは、チャーリーです!
前回ブログで(ファンド・オブ・ザ・イヤー2019の実力)を書いたので、今回は2018の最優秀ファンドの実力を調べてみたいと思います。
残念ながら2019年の最優秀ファンドを受賞した投信はS&P500とパフォーマンスが大差なかったので今回は期待したいです!
ファンド・オブ・ザ・イヤー2018の最優秀賞
・国際株式型(グローバル・除く日本)部門(対象ファンド:926本)
「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」
※ 前回同様、いろんな部門の最優秀賞がありますが、国際株式型(グローバル・除く日本)部門で検証していきます。
アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)はどういう投資信託なのか??
特徴
アライアンス・バーンスタイン・米国大型グロース株マザーファンドを通じて、成長の可能性が高いと判断される米国株式に投資します。
Aコース~Dコースの違いは、為替ヘッジの有無、分配頻度によって違うだけで中身の投資先は100%同じです。
表彰された理由
・四半期ごとのリターンが類似ファンド平均を全て上回っており、成長株に投資している類似ファンドの中でリターンがトップだった。
・2018年12月までの過去60ヶ月(過去5年間)の内、投資家は投資タイミングを問わず、3年間保有すればプラスのリターンを確保できたことが評価された。
それでは2018年のパフォーマンスを見てみます。
※ 米国成長株投信Bコースは分配金込みのパフォーマンスです。
10月から年末にかけて米中貿易戦争が勃発した影響で、米国成長株投信BコースもS&P500も両方ともマイナスになっていますが、下落率は米国成長株投信Bコースの方が低い。
続いては設定来からのパフォーマンスを比較してみたいと思います。
※ 米国成長株投信Bコースは分配金込みのパフォーマンスです。
2006年からの設定来のパフォーマンスを比較しても米国成長株投信Bコースの方が上昇率が高いです。
整理すると…
2018年に最優秀賞を受賞した米国成長株投信Bコースは、2018年の下落局面を見ても、約14年間の長期のパフォーマンスを見てもS&P500よりも優位性を保てていることがわかりました。
過去14年の間には、リーマンショック、ギリシャショック、チャイナショック、コロナウィルスなど様々な経済的苦難があったにも関わらず、資産が3.8倍になっているし、S&P500よりも優位性を保てているという点から“さすが最優秀ファンド!”と言える運用成績でした。
運用方針の変更がなければ、今後も引き続き良好な運用が期待できる投信だと思います。