アップル超えの企業はあるのか?? 純フリーキャッシュフロー率を調べてみた…
#219
こんにちは、チャーリーです!
前回ブログ(フリーキャッシュフローが多い企業はどこか??)でフリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)が多い企業を調べましたが、前回の最後にも書きましたが今回は「純フリーキャッシュフロー率」でアップルを上回る企業があるのか調べてみたいと思います。
※ 純フリーキャッシュフロー率とは私が考えた造語です。以下の計算式で求めています。
「営業キャッシュフロー」―「設備投資額」=純フリーキャッシュフロー
「純キャッシュフロー」÷「営業キャッシュフロー」=純フリーキャッシュフロー率
ちなみにアップルはフリーキャッシュフローが76,385百万ドルで世界一多く、且つ純フリーキャッシュフロー率も90.9%で前回調べた中では一番高かったです!
今までブログで取り上げてきた企業と私が保有している企業、気になる企業を調べていきたいと思います。
コルゲート
マコーミック
コストコ
ウォルマート
ビザ
マクドナルド
ヤムブランズ
コカ・コーラ
ドミノピザ
ムーディーズ
S&Pグローバル
以下のデータは各企業の年次報告書から数字を拾いました。
まずはフリーキャッシュフローから見ていきます。
「営業キャッシュフロー」―「投資キャッシュフロー」=フリーキャッシュフロー
規模ではアップルに遠く及びませんが、コロナウイルスが流行している中でのこのフリーキャッシュフローはすごいの一言です!
次に本題の純フリーキャッシュフロー率を見たいと思います。
「純キャッシュフロー」÷「営業キャッシュフロー」=純フリーキャッシュフロー率
果たしてアップルより数字が優れている銘柄はあるんでしょうか?
おっ!!
アップルの90.9%よりも純フリーキャッシュフロー率が高い企業が3銘柄ありました。
しかも3銘柄の中に私が保有しているビザが入っていてよかったです!
設備投資額が少ない企業は株主還元できる金額が多いです。
ビザの2020年度で見ると、8,114百万ドル(約8519億7000万円)分の自社株買い、2,664百万ドル(約2797億2000万円)分の配当金支払いをして株主還元をしています。
整理すると…
こういう設備投資が少ない企業に投資すれば景気が悪化して不況に陥ったとしても、自由に使えるお金が豊富にあるので不況に対応できます。イコール長期投資に向いている企業ということになります。
長期で保有すればするほど、株主還元によって株主価値が上がるので株主にとってはいいことしかないです!
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