えっ!? 設備投資は悪??

#101

こんにちは、チャーリーです!

バフェットの本や、ジェレミー・シーゲル著の「株式投資の未来」を読んでも、設備投資をしない企業が良いと書いてあります。

でも一般的には設備投資をすることで最新設備を導入して効率が良くなり、業績や株価が向上すると思われています。

 

 

そこで今回は、設備投資は本当に悪なのか?を検証していきたいと思います。

比較する企業は以下の3社です。

・アップル

・ビザ

・ジョンソンエンドジョンソン

・ゼネラルモーターズ(以下GM)

 

上記3社を比較した理由は…

アップル: 下記で説明しているフリーキャッシュフローが潤沢な企業だから

ビザ: 設備投資がほぼ必要ない企業だから

ジョンソンエンドジョンソン: 設備投資をほとんどしていない企業だから

GM: どの本にも悪事例で出ている企業なので

 

 

まずは株価から見ていきます。

※ 基準日をGMが再上場した2010.11.18にしています。

 

まずはアップルから

 

次にビザ

 

ジョンソンエンドジョンソン

 

最後にGM

 

これを見るとたしかにGMとGM以外では株価に大きな差が出ていることがわかります。

 

 

次に実際の設備投資額フリーキャッシュフローの推移を見ていきます。

※ フリーキャッシュフローとは、設備投資額等を差し引いたお金のことであり、「自由に使えるお金」と考えてください。

 

まずはアップルから

 

次はビザ

 

ジョンソンエンドジョンソン

 

最後にGM

 

GMは設備投資額が相対的に大きいためフリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)がマイナスになっています。

このフリーキャッシュフローが大きくプラスだと何で株価が上がりやすいかというと…

 

   

 

まさしくこの現象が起きているんだと思います。

 

 

整理すると…

本に書かれてある通り、設備投資額が相対的に大きい企業の株価は上がりにくいことがわかりました。

アップルは毎年のようにM&Aを繰り返しているし、ビザは毎年自社株買いと増配をしているし、ジョンソンは57年連続で増配して株主価値を上げています。

その結果、株価も大きく上昇しました。

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