食品株の明暗

#423

こんにちは、チャーリーです!

2021年11月10日の日経新聞の21面におもしろい記事が載っていたので紹介したいと思います。

 

どういう記事かというと

   

画像引用元:日本経済新聞(2021年11月10日朝刊21面)

 

だいぶ前のブログでも似たような記事を書いたことがありますが、再度検証してみたいと思います。

 

検証内容

「海外売上比率が高い企業、低い企業はどれくらい株価に差が出るのか??」

 

ちなみに以前私が書いた内容は食品株に限定はしていないですけど、「海外売上比率が高い企業に投資すべき」という内容でした。

※ 正確には海外での売上高が伸びている企業です。

 

具体的には以下の企業のことを書きました。

リクルートHD(6098):(株価が上昇し続けているリクルートHD…)

キーエンス(6861):(平均年収が2000万超えのキーエンスとは…)

キッコーマン(2801):(海外比率が高い企業の株価はどうなのか??)

ユニチャーム(8113):(検証:海外売上比率が高いユニチャームはどうなのか??)

ファーストリテイリング(9983):(ファーストリテイリングが日本株なのに上がり続けている理由)

 

 

11月10日の日経新聞に載っていた銘柄は以下の通りです。

※ 日経新聞に載っていた表とは少し違います。私なりに少し加工しています。

 

 

さっそく上記銘柄の株価比較をしてみます。

紀文食品は2021年4月13日に上場したので、下記チャートには載せていません。

日経新聞の記事の内容は今年9月末比の株価の騰落率で比較していましたが、コロナ前の2020年1月からの比較でも結果は全く同じです。

2020年1月6日~2021年11月10日

・味の素

 1,768円→3,500円:97.96%上昇

・キッコーマン

 5,140円→9,250円:79.96%上昇

・日経平均株価

 23,204.86円→29,106.78円:25.43%上昇

・カゴメ

 2,541円→2,961円:16.52%上昇

・プリマハム

 2,461円→2,530円:2.80%上昇

・ハウス食品グループ

 3,635円→3,080円:15.26%下落

・江崎グリコ

 4,745円→3,935円:17.07%下落

 

一目瞭然で、“海外売上比率が高い企業”の方が株価が上がっています。

海外売上比率が低い企業の上昇率は日経平均株価に劣っています。

理由としては

「海外の方がコロナ禍からの経済活動再開が早かったので外食需要が増加したから」

 

ここでさらに踏み込んで考えないといけないことは、「コロナがなかったらこんなに差がついてないの??」ということです。

 

この疑問についてはハッキリ答えがわかります!

コロナがなかったとしても、海外売上比率が高い企業の方が株価は上がりやすいです。

 

どういう理屈かというと…

こうやって考えるとすぐ理解できると思います。

「人口が減っている日本市場だけで販売している企業」と「人口が増えている海外市場で販売を伸ばしている企業」だとどっちが利益が伸びやすいですか??

 

 

整理すると…

やっぱり投資をする上では“人口増加”は大いに関係することを再認識しました。

考えてみたら当たり前のことですが、この超超超超大事なことを考えずに投資をしている人も結構な割合でいます。

基本に忠実に投資すれば上手くいく確率は格段に上がります。

2

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です