将来への準備をしていない人が多い!??
#538
こんにちは、チャーリーです!
他人のことなのでハッキリ言ってお節介の何物でもないんですが、心配になるデータを見つけてしまったので警鐘を兼ねて書いていきたいと思います。
金融広告中央委員会(事務局:日本銀行情報サービス局内)という機関がいろいろな調査をしてそれを公表しているんですが、その中に「家計の金融行動に関する世論調査」というものがあります。
この調査結果が私的にはかなり衝撃的な内容でした。
衝撃を受けた内容は年齢別の金融資産保有額です!
調査結果を見る前に、金融資産とは何かを確認しておきます。
金融資産とは
預貯金、積立型保険商品(生保・損保)、個人年金保険、債券、株式、投資信託、財形貯蓄、その他投資商品のことです。
不動産は金融資産には入りません。
預貯金や保険も含まれていることを頭の中に入れておいてください。
投資商品だけの話ではないんです。
これを踏まえた上で、年齢別の金融資産保有額(2021年)を見ていきます。
まずは「単身世帯」から
この表の見方で間違ってはいけないことは、「平均」と「中央値」の考え方です。
平均と中央値の違いは以下の通りです。
以下の画像は「家計の金融行動に関する世論調査2021年」のレポートから抜粋しています。
平均
中央値
平均と違うのは、金額順に並び替えた時に中央にくる数値のことです。
極論をいうと、この調査対象の中に世界一の資産家であるテスラCEOのイーロン・マスク氏の約27兆円が入っていたら平均値はとんでもない数値になってしまいます。
それが中央値だと金額順に並び替えているのでそういう例外的な数値が省かれます。
なのでより実態に近いと言えます。
もう一度、「単身世帯」の年齢別金融資産保有額を載せます。
中央値を見ると、50歳代が130万円しか金融資産を持ってないことがわかります。
いくら単身で自分以外にお金がかからないからと言っても少なすぎると思いませんか??
もし仮に親の介護費用を負担しないといけなくなったらアウトです。
60歳代、70歳代で金融資産が増えているのは、退職金や相続が発生したことで金融資産が増えているんだと思います。
次に「2人以上世帯」の年齢別金融資産保有額を見てみます。
単身世帯と比べると多少金融資産額が多いですが…
この調査結果から気付いたことは、20歳代~50歳代までほとんど金融資産額が変わっていないということです。
投資をしましょうという以前の話で、預貯金すらしていないんです。
23歳から毎月2万円を貯金していくだけで55歳の時には768万円が貯まっている計算になります。
長寿時代になっているので、将来お金のことで不安になりたくないのであれば将来を見据えた行動を取らないといけません。
“時すでに遅し“になりたくないのであれば、長期視点で貯金や投資をしていった方がいいです。
周りの状況に流されないようにしましょう!
整理すると…
預貯金や保険も込みで考えても50歳代の金融資産がこんなに少ないって本当に驚愕しました。
投資に限らず、老後の資金を築いていこうと思うんなら長期視点で蓄えていかないと本当に時すでに遅しになります。預貯金だけで老後資金をどうにかしようと思っているなら尚更です。
今回は投資の話ではありませんでしたが、将来お金で困りたくないのであれば今すぐ行動を変えましょう。
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