2022年1月-3月期 決算発表:メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)
#560
こんにちは、チャーリーです!
ゴールデンウィーク中にブログを休載している間にアメリカ企業の大半が決算発表を終えました。
いつもみたいに私の保有銘柄の決算発表を調べていきたいと思います。
まずはメタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)です!
メタ・プラットフォームズと言えば、2022年2月2日の引け後に発表された2021年度の決算発表でひどい目に合いました。
決算発表前(2022年2月2日):323.00ドル
決算発表後(2022年2月3日):237.76ドル
下落率:26.39%下落
これだけでは終わらず結局安値で174.95ドルまで下がってしまいました。
2月2日から最大で45.83%も下落しました。
この歴史的大暴落の原因は「ユーザー数の減少」でした。
そのメタ・プラットフォームズが決算後の株価で17.59%上昇しました!
前回とは丸っきり逆の現象が起きました。
何が起きたんでしょうか??
さっそく業績を調べてみたいと思います。
一番気になる「ユーザー数」はどうなっているんでしょうか…
ユーザー数から調べます。
デイリーアクティブユーザー数:毎日アプリを利用する人の数
月間アクティブユーザー数:1ヶ月に1度はアプリを利用する人の数
フェイスブック単体のデイリーアクティブユーザー数
!!!
3ヵ月前より3100万人も増えています!
前回は19億3000万人→19億2900万人になって100万人減っただけで、歴史的な大暴落になってしまったんです。
それが、3100万人の増加!??
前回ユーザー数を数え間違えていたんじゃないのって疑いたくなるのは私だけですかね…
次はフェイスブック単体の月間アクティブユーザー数
月間アクティブ数も3ヵ月間で2400万人増えています。
どんどんいきます。
フェイスブックファミリーのデイリーアクティブユーザー数
フェイスブックファミリーとは、フェイスブック、フェイスブックメッセンジャー、インスタグラム、ワッツアップのことです。
5000万人増えてます。
フェイスブックファミリーの月間アクティブユーザー数
3ヵ月前に投資家の失望を買ったユーザー数は軒並み増加していました。
株主からするとすごく安心しました。
ユーザー数が増えた要因としては、世界的に若い人に人気の「リール機能」を投入して対応できたことが大きいと思います。
売上高
純利益
前年同期比で21.39%の減益になっていますが、2022年4月28日終値の205.73ドルで計算すると、PER(株価収益率)が15.56倍なので、かなり割安水準です。
メタバースを手がけているリアリティーラボ事業の営業利益(損失)を見てみます。
相変わらず、まだまだ先行投資の時期なので29億6000万ドル(約3256億円)の損失が出ています。
このことは2022年2月2日の2021年度の決算発表をした時に言及されていたのでわかっていたことです。
わかっていたと言えば、リアリティーラボの損失のこともそうですが、広告収入が例年と比べて鈍化するということもわかっていました。
メタ自身が予想していた1-3月期の売上高は270億~290億ドルでした。
結果は279億800万ドルだったので予想通りです。
良い意味で想定外だったのは、上記しましたがユーザー数の増加です!
またメタは潤沢なフリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)を活用して、自社株買いを95億600万ドル(約1兆456億6000万円)分行いました。
整理すると…
メタの決算は今回は良い意味でサプライズ決算でした!
メタは逆境にすぐ対応できるだけの豊富な資金があるのが強みです。
あとはインスタグラムやフェイスブックで通販機能を付けていることが今後どんどんプラスに働いてくると思います。
アップル規制で個人情報が入手しにくくなって、ターゲティング広告の精度が落ちたことで広告単価が低くなっていますが、通販機能を利用するユーザーの情報は自社内での情報なので何の規制・制約も受けません。
これが他社とは違って、アクティブユーザー数を36.4億人を擁しているメタの最大の強みだと思います。