2021年度 本決算発表:メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)
#490
こんにちは、チャーリーです!
試練到来です!
私が保有しているメタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)が2021年度本決算の発表を受けて前日比で26.39%も下落してしまいました。
2022年2月2日の取引時間終了後に決算発表を行いました。
まずは株価推移から見ていきます。
さすがにこの下落はこたえますね…泣
2021年9月7日の高値から37.78%下落したことになります。
2021年9月7日:382.18ドル
2022年1月3日:237.76ドル
下落率:37.78%下落
さっそく業績内容を調べていきます。
以下の表はすべてメタ・プラットフォームズの年次報告書から数字を抜粋して作成しています。
年次報告書はこちら
売上高
純利益
これだとなんで大きく下がったのかがわからないです。
四半期ごとの純利益を調べてみます。
前年同期比で8.3%減益になっています。
2020年10月-12月:112億1900万ドル
2021年10月-12月:102億8500万ドル
→ 8.3%減益
EPSも調べてみます。
2020年10月-12月:3.88ドル
2021年10月-12月:3.67ドル
→ 5.4%減少
通期だと前年比:純利益35.0%増で、EPSが前年比36.4%増ですが、四半期ベースで見ると減益になっていることがわかります。
この原因としては3つあります。
1つ目「アップルのiOSアップデートにより、ターゲティング広告に逆風が吹いた」
2つ目「インフレやサプライチェーンの混乱によって広告主の予算に影響を与えた」
3つ目「リアリティラボ事業の赤字幅拡大」
※ リアリティラボ事業とはメタバースのことです。
この3つの要因は2022年1月-3月も引き続き影響があるとメタは明言しています。
1つ目に関しては技術的なことなので、どう解決していくのかは私には正直わかりませんが、2つ目に関しては、インフレが収まれば解決する問題なので気にしなくてもいいと思います。
3つ目の「リアリティラボ事業の赤字幅拡大」について
リアリティラボ事業だけの売上高と純利益の推移は以下の通りです。
2021年10月-12月だけで33億400万ドル(約3634億4000万円)の赤字を出したことになります。
2021年度通期では101億9400万ドル(約1兆1213億円)の赤字です!
ヒエー…汗
これはさらに成長するための先行投資なので、仕方ありません。
マーク・ザッカーバーグCEOは2022年も投資を続けていくと言っています。
本業だけの純利益は以下の通りです。
本業とはファミリーアプリからの収入のことです。
ファミリーアプリ:フェイスブック、インスタグラム、ワッツアップ、フェイスブックメッセンジャーのこと。
本業だけの収益を見ると、前年同月比よりも増益になっていることがわかります。
この本業事業が増益になっているので心配する必要はないと思います。
「アップルのiOSアップデートにより、ターゲティング広告に逆風が吹いた」ことや、「インフレやサプライチェーンの混乱によって広告主の予算に影響を与えた」としても増益になっていると考えたら力強い決算だと思います。
ただ1つだけ懸念材料があります。
それはフェイスブック単体のユーザー数が初めて減ったことです。
以下の表はメタ・プラットフォームズが公表している表を抜粋しています。
このデータはこちら
表中に出てくる用語説明
デイリーアクティブユーザー数:毎日アプリを利用している人の数
月間アクティブユーザー数:1ヶ月に1度はアプリを利用する人の数
ファミリーアプリ:上記している通り
フェイスブック単体
毎日使う利用者が100万人減っていることがわかります。
アメリカ・カナダ、ヨーロッパ、アジア太平洋地域以外の国での利用者が300万人減っているのが気になります。
ファミリーアプリ全体
ファミリーアプリ全体では、デイリーアクティブユーザー数も月間アクティブユーザー数も1000万人増えています。
最後にキャッシュフローを載せて終わりにします。
営業キャッシュフローもフリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)もきれいに右肩上がりになっているので理想のキャッシュフローの推移です。
整理すると…
メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)の2021年10月-12月の決算は前年同期比で8.3%減益になっているので、悪い意味で衝撃的でした。
ただ、詳しく中身を見ていくと、本業(ファミリーアプリからの収益)は10月-12月期で見ても増益になっているので、慌てずじっくり保有していきたいと思います。
PERを見ると冷静になれると思います。
2022年2月3日時点:PER17.26倍です。
明らかに利益に対して株価が売られ過ぎています。
短期的には短期投資家の狼狽売りや、AIなどの自動売買システムによってもう少し下がるかもしれませんが、慌てず、ほったらかし戦法で乗り切りっていきます。
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