2021年第3四半期 決算発表:フェイスブック

#409
こんにちは、チャーリーです!
ついにアメリカのIT企業の決算発表が始まりました。
私が保有しているフェイスブックが2021年10日25日に第3四半期決算を発表したので、詳しく調べていきたいと思います。
ただ、ネットで簡単にフェイスブックの業績に関する記事を読みましたが、全部の記事で「良くない決算内容」という内容です…悲
決算発表の翌日の10月26日は3.92%も株価が下がってしまいました…泣
詳しく調べていきたいと思います。
その前に株価推移から見ていきます。
フェイスブックは個人情報流出事件や反トラスト法(独占禁止法)違反などの悪いニュースが定期的に出てはいますが、デコボコしながら右肩上がりが続いています。
それでは業績内容を詳しく調べていきたいと思います。
以下の表はすべてフェイスブックの四半期報告書から数字を拾って作成しています。
四半期報告書はこちら
売上高・純利益
フェイスブックは売上の97.46%が広告収入なので、10月~12月は業績が伸びやすい時期です。クリスマス商戦に合わせて各企業が広告をたくさん出すからです。
なので各年の7月~9月と比較すると、着実に伸びていることがわかります。
次はその広告収入の源泉になっているフェイスブックの会員数の推移を見てみます。
デイリーアクティブユーザー:毎日アプリを利用している会員
マンスリーアクティブユーザー:1ヵ月に1回以上、アプリを利用する会員
フェイスブック単体
フェイスブックは日本人の感覚だとオワコンと思っている人が多いと思いますが、いまだに会員数が伸び続けています。
次はフェイスブックファミリーの会員数の推移です。
フェイスブックファミリーとは、フェイスブック・インスタグラム・フェイスブックメッセンジャー・ワッツアップのことです。
フェイスブックファミリーの会員数も順調に伸びています。
いつも思いますが、世界人口が79億人なのに、フェイスブックファミリーのマンスリーアクティブユーザー数が35億8000人もいるって凄すぎです!
※ 各アプリで重複している人はダブルカウントにならないように数えてあるみたいです。
最後にキャッシュフローを調べてみます。
CF:キャッシュフロー
営業CFが年々きれいな右肩上がりになっています。
しかも、今期のフリーCF(自由に使えるお金)は過去最高額です。
ちなみにこの潤沢なフリーCF(自由に使えるお金)を使って、今回143.7億ドル(約1兆5807億円)分の自社株買いを行いました。
しかも、新たに500億ドル(約5兆5000億円)分の自社株買いを行う購入枠を設定しました。
個人的には、今回の決算内容は「ハッキリ言って良かった」と思います!
じゃーなぜ、投資家の反応が悪いのかというと…
業績予想に届かなかったからです。
今回初めて感じたことは、「業績予想って何??」です。
証券マン時代は何も違和感なく業績予想を見ていました、実は全く必要ないような気がします。
短期投資家しか必要としてないと思います。
そもそも上場会社すべてに対して業績予想が出ているわけではないし、業績予想されていない企業の株価が上がってないわけでもないです。
伝え方が難しいですが、今まで何度も同じことを書いてきましたが、長期的には株価はEPS(1株あたりの利益)に連動して推移します。EPSが伸びていたら株価が上がるんです。
EPSが伸びているのに予想に届かなかったので株価が下がるって長期投資家には全く関係ないことなんです。
短期投資家のために予想しているだけなんです。
整理すると…
フェイスブックの決算内容は好調そのものでした!
確かにアップルの規制の影響で多少は成長が鈍化していますが、ただそのことはフェイスブック自身が4月28日の第1四半期決算の発表時にアップルのせいで成長が鈍化しますと言っているので、わかっていたことです。
フェイスブックを持っている人は慌てる必要はないです!
買おうか迷っている人は買いにいってもいいと思います。