好きな企業に投資しましょう
#554
こんにちは、チャーリーです!
突然ですが、ゴールデンウィーク中はブログを休載します。
休載期間は4月29日(金)~5月8日(日)です。
5月9日(月)から再開します。
「好きな商品(好きなサービス)を提供している企業に投資しましょう」に似た謳い文句を見たり聞いたりしたことがある人はいますか?
他の表現だと
「応援したい企業に投資しましょう」ですかね。
私はこの類の謳い文句を見たことがあります。
同業者(証券マン)でも全く同じことを言っているのを聞いたこともあります。
この考え方って本当に正しいんでしょうか??
今回はそのことについて書いていきたいと思います。
そもそも突然なぜそんなことを思ったかというと…
ネットフリックスです!
私はネットフリックスのサービスに関してはヘビーユーザーです!!
私どころか、私の妻も子供たちも毎日のようにネットフリックスを見ています。
ちなみに私と妻は韓国ドラマを中心とした海外ドラマを見て、子供たちは東京リベンジャーズやポケモンなどのアニメを見ています。
何が言いたいかというと、私は「ネットフリックスのサービスが大好き」なんです。
そのネットフリックスが…
直近2回の決算発表後には2回とも株価が大幅下落しています。
直近の高値からの下落率
2021年11月17日:691.69ドル
2022年4月21日:218.22ドル
下落率:68.45%下落
100万円分投資していたら、31.55万円になる計算になるので恐ろしいです…
何度も言いますが、私はネットフリックスのサービスは大好きなんです。
その消費者(利用者)感覚を信じてネットフリックスに投資していたら…って考えたら怖くなります。
好きかどうかの判断だけで投資していたら、このように大きく下落してしまったときに“辛抱して持つべきか”、もしくは“諦めて見切った方がいいのか?”の判断ができません。
似たような例で言うと…
車にこだわりがある人がスバル車ばかり好きで乗っていたとして、スバル車が好きだという理由だけでスバル株を買うような感じです。
コストコが好きだから、何も調べずにコストコ株を買うような感じ。
上記したようにただ好きだからという理由だけで投資すると、株価が予想外に下がってしまったときにどうしていいのかわからないです。
だいたいのパターンは下がったらそのまま保有して塩漬けになっています。
日本株に投資している人でこういう人は結構多いです。
波乱がなければいいんですが、波乱がない企業は存在しないので。
フィデリティでマゼランファンド(世界で一番有名なアクティブファンド)の運用をしていたピーターリンチ氏は、自分の好きな商品(サービス)を提供してくれている企業に投資した方がいいと言っています。
ただ、投資する前に財務内容はきっちり調べてから投資した方がいいと。
※ マゼランファンドでピーターリンチ氏がマネージャーを務めていた1977年~1990年の間、ファンドは年間平均利回りが29%を超える運用成績を残しています。
この世界的に超有名なピーターリンチ氏の言葉の一部分だけ切り取って、間違った投資手法が広まった可能性があります。
整理すると…
好きな商品(サービス)を提供している企業に投資すること自体は決して悪いことではありません。
ただ絶対間違ってはいけないことは、好きだからと言って手放しで投資することはダメです。
「好きな企業+財務内容を調べる」。このことがすごく大事なんです。
とにかく、いかに失敗する要素を減らしていくかがポイントだと思います。