円安過ぎて米株が買えない…

#593

こんにちは、チャーリーです!

今一番相談されることは「円安過ぎてアメリカ株が買いにくいんだけど、どうしたらいい??」です!

たしかに私もこのことは悩みました。

ただ、冷静に考えるとどうしたらいいかのヒントは見えてきます。

※ 私は今回書いていく考え方で開き直れました。

 

 

その前に為替推移を見てみます。

 

高値(ドル高円安)で見ると2002年1月31日の135.18円を超えました。

直近の高値水準は1998年10月2日まで遡ることになります。

直近高値(2022年6月15日):135.60円

2002年1月31日:135.18円

1998年10月2日:135.90円

25年8ヵ月ぶりの円安水準になっています。

 

こんな25年8ヵ月ぶりの水準でドルを買っていいのか迷うのは当然だと思います。

なぜこんなにドル高円安になっているかというと…

「日米の金利差が拡大しているから」です!

 

アメリカはインフレを抑え込むために歴史的にも類を見ない速さで利上げを行っています。

逆に日本は2022年6月17日の日銀の金融政策決定会合で金融緩和を継続することが決定しています。

アメリカ:金利上昇

日本:低金利のまま

こういう状況なので急激なドル高円安になっています。

 

しかもです!!

2022年6月12日の日経新聞にすごい記事が載ったんです。

画像引用元:日本経済新聞(2022年6月12日朝刊)

難しい内容になるのでサラッと書きます。

物価や経済状況からみた理論値は1ドル=110円前後らしいです。

何年後に理論値の1ドル=110円になるかはサッパリわかりませんが、計算上は110円が理論値みたいです。

 

これを見るとますますドルを買いづらくなってしまうと思います。

アメリカ株を買いづらくなります。

 

 

ここでこういう考え方をしてはどうでしょうか??

例えば

2022年6月16日の終値でアップルを1株買ったと仮定します。

株価130.06ドル×為替132.20円=17,193円

アップル1株は17,193円で買えます。

 

もし2022年1月3日の高値で買ってしまっていたらどうなるか…

株価182.01ドル×為替115.32円=20,989円

為替は115.32円で買えていますが、買付代金は22.0%も多くなっています。

 

次に17,193円とほぼ同じ買付代金になるのはいつまで遡ればいいのか計算してみます。

けっこう苦労しましたが、何とか遡ることができました!

2021年11月15日です!!

株価150.00ドル×為替114.12円=17,118円

2021年11月15日の株価・為替で買い付けた時とほぼ同じ買付代金なので、それで買ったと金銭的には同じことなんです。

当時、アップル株を買うのを躊躇していましか??

躊躇していなかった人が大半だと思います。

 

もっというと、仮に為替110円のときだとアップル株が何ドルの時に買うのと同じことになるのか…

株価156.3ドル×為替110.00円=17,193円

 

ややこしい考え方かもしれませんが、私はこの考え方をしたときに開き直れて、今の株価水準・為替水準でもアメリカ株を買ってもいいと思えるようになりました。

 

この考え方はみなさんがアメリカ株を買うべきか悩んでいる時のヒントになると思います。

ただ、これはあくまでアメリカ株の場合です!

米国債などの米ドル建ての債券は話が変わってくるので今は買うべきではないと思います。

利回り商品を今の為替水準で買ってしまうと不利以外の何者でもないです!

 

 

整理すると…

感情だけで判断すると今の為替水準ではアメリカ株を買うことは無理です。

ただ、今回計算したみたいに冷静に計算してみると今アメリカ株を買ったとしても金銭的にはそんなに不利になってはいないことがわかります。

しかも、将来的に為替が110円になったとしても、その時にはインフレが収まって利上げもひと段落しているときです!

そういう時は企業業績も株価も上昇している可能性が高いと思います。

今回の書いた例を参考にしてアメリカ株を買っていきましょう!!

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