為替が158円になった
#928
こんにちは、チャーリーです!
GWに入るので5月1日~5月6日までブログを休載します。
再開は5月7日からです。
4月27日の時点でドル円が1ドル=158.30円まで円安になりました。
正直びっくりしています。
まずは為替の推移を見てみます。
158.30円というのは1990年5月8日以来の水準なので概ね34年ぶりの円安水準です。
なんでこんなに円安になったかというと理由は大きく分けて2つです。
・アメリカのインフレがなかなか収まらない
・日本が円安を許容している
1つ目の「アメリカのインフレがなかなか収まらない」について
雇用統計を中心にFRBが想定していた以上にアメリカ経済が強いことを裏付ける数値が続々と出てきている。
ダメ押しは4月26日に発表された3月個人消費支出(PCE)価格指数です。
2月の個人消費支出(PCE)価格指数:前年比+2.5%
3月の個人消費支出(PCE)価格指数:前年比+2.7%
インフレが収まるどころか、加速したんです。
当然こんな状況で利下げに踏み切れるわけはないのでドル高が加速しました。
個人的にはドル高円安のことではなく、インフレが一刻でも早く収まってほしいので「2024年は利下げしません。2025年以降も未定です」と宣言してほしいです。
そうすればインフレは収まりやすくなるし、全体的な株価の割高感はなくなると思うし。
2つ目の「日本が円安を許容している」について
まずは、政府の発言
麻生太郎副総裁が「海外旅行にでも行かない限り、円安になって困る日本人はいるんですか?」
と発言したことを考えると政府は円安を許容しているように思えます。
次は日銀
4月26日の金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決めました。
日銀の植田総裁の会見で円安について麻生太郎氏と似た見解を述べています。
「基調的な物価上昇率に今のところ大きな影響を与えていない」
また、今の円安の影響は現時点で無視できる範囲にあるのか?という質問に対して
「はい」
と答えています。
日銀総裁と麻生太郎氏の発言は同じことを言っていると思います。
円安は物価上昇に今のところ大きな影響を与えていないということは、海外旅行にでも行かない限り円安になって困る日本人はいないということになります。
このように日本政府・日銀が円安を容認していることと、アメリカのインフレが収まらないので34年ぶりのドル高円安水準になっています。
整理すると…
日本政府・日銀がそういう姿勢なので、アメリカのインフレが収まらない限り円高基調に変わることはなさそうです。
アメリカも早くインフレを退治したいと考えているんなら利下げを匂わせるのはやめたほうがいいです。
途中でも書きましたが、割高になっている株の株価は下がりますが利下げはしませんと宣言してほしいです。