EV(電気自動車)市場の今後を考える

#197

こんにちは、チャーリーです!

2020年からEV(電気自動車)専業のテスラや、中国のEVメーカーNIO(ニオ)の株価が絶好調です!

 

今後世界の自動車が電気自動車に代わっていくことは、高校生でも知っていることだと思いますが、どれくらいのペースで電気自動車に切り替わっていくのかを整理してみたいと思います。

 

まずは今現在、世界全体では電気自動車がどれくらい売れているのか?今後どうなるのかを見てみます。

引用元:調査会社カナリスの2021年2月8日のレポート

 

2020年時点では、電気自動車は世界全体で310万台販売されていますが、310万台は新車乗用車販売のたった4.7%しかありません。

ただ、2020年では全体の4.7%しかない占めていない電気自動車販売が、2030年には48%まで増えると予想されています。

 

 

次に各国のペースを調べてみます。

まずは、日本から

菅総理は2021年1月18日の国会演説で「トラックを除き2035年までに新車販売を電動車100%を実現する」と表明した。

電動車とは、ハイブリッド車・電気自動車・プラグインハイブリッド車・燃料電池車のこと。

 

どんどんいきます。

・中国:2035年までにガソリン車を全廃。50%を電気自動車、50%をハイブリッド車。

・アメリカ(カリフォルニア州):2035年にはガソリン車、ディーゼル車の販売禁止。

・ドイツ:2030年にガソリン車、ディーゼル車の販売禁止

・イギリス:2030年にガソリン車、ディーゼル車の販売禁止。ハイブリッド車は2035年に販売禁止。

・ノルウェー:2025年にガソリン車、ディーゼル車の販売禁止。

 

各国が発表していますが、一部だけ上記で紹介しました。

ヨーロッパの対応が進んでいることがよくわかります!

しかも、ガソリン車、ディーゼル車の販売禁止だけにとどまらず、ハイブリッド車まで廃止するっていうのが進んでいるというか、本当に環境を何とかしないといけないと真剣に考えている証拠だと思います。

 

 

世界各国の動きを見ても冒頭で掲載した表にある通り、2030年には新車販売の48%が電気自動車になる可能性がすこぶる高いと思います。

 

ただ、だからと言って電気自動車専業のテスラ株やNIO株を買った方がいいと言っているのではありません!!

そこは勘違いしてはいけないところです。

 

電気自動車市場の拡大は間違いないことですが、それとこれは別です!

簡単に言うと、競合相手がどんどん増えてくること、それに伴って価格競争が始まるからです!

このことは以前のブログでも書きましたが、3Dプリンター市場を見たらよくわかります。

(3Dプリンターの今は!?)を参照してください。

 

しかも上記の表を見たらわかりますが、実は電気自動車の販売台数は伸びていますが全体の自動車販売台数は全く伸びていないことがわかります。

伸びしろの限界が見えている分野でいろんな企業が競争するので、最終的にどうなるかはわかると思います。

 

 

整理すると…

電気自動車市場は2030年に向けて間違いなく拡大していきます!

でも安易に電気自動車関連株を買うのはオススメできません!自分の中で相当な確信があるんなら別ですが…。

勝ち残れるのはテスラ?NIO?中国の他のメーカー?アップル?それとも既存の自動車メーカー?私にはサッパリわかりません…

個人的に注目していることは、余談ですがトヨタがハイブリッド車を捨てることができるかどうかです!イギリスみたいに将来的には世界全体でハイブリッド車まで廃止になる可能性が高いですが、トヨタが得意としているハイブリッド車にいつまでも固執していると電気自動車分野でも大きく後れをとることになりかねません。

日本のメーカーだと日産以外は早めに大きく舵を切った方がいいと思います。

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