これぞ本質!! ESG投資の考え方

#94

こんにちは、チャーリーです!

2020年10月17日(土)の日経新聞の1面に「ESG投信流入。個人マネー13倍」と見出しでESG投資のことが書いてありました。

ハッキリ言って大人気です!!

ただ、人気があることと、儲かる商品というのはイコールではないので要注意です。

 

引用:2020年10月17日、日本経済新聞の朝刊1面

 

ESG投資に関しては過去ブログの(注目されているESG投資はどうなのか??)で書きましたが、追加で書いていきます。

※ 私は過去のブログでESG投資はすべきではない!と書いています。

 

今回のブログの内容もESG投資に関しては否定的です!

その理由

・ESG投資の定義があいまい問題 ←「月曜から夜ふかし」っぽく言ってみました。

・そもそもESGに注目する必要があるのか?問題

 

 

1つ目のESG投資の定義があいまい問題は以下を見てください。

引用:大和証券のホームページ

 

引用:GPIFのホームページ

 

まずは単純にどっちが正解??と思わざるを得ません。

ESGに配慮している企業を重視・選別して投資するのか?

財務内容に加えて、ESG要素を考慮して投資するのか?

 

 

2つ目のそもそもESGに注目する必要があるのか?問題

ESG投資は、環境・社会性・企業統治の観点から企業の持続可能性社会的意義(社会貢献)のある事業を行っている企業に投資しています。

社会的意義とは、人の役に立つとか社会の役に立つという意味です。

 

逆説的に言うと、何十年も存続していて利益を出している企業は社会の役に立っている(社会から必要とされている)証拠です!

環境のことはさておき、社会性や企業統治がしっかりしていない企業じゃないと何十年に亘って利益を出し続けることは不可能です。

 

もっと言うと、コカ・コーラ社は何十年にもわたって人々から必要とされていますが、コカ・コーラが体にいいかどうかは別問題です。これはマクドナルドにしてもそうです…例を挙げたらきりがないくらいあります。

 

何が言いたいかというと、わざわざESGだけに注目して投資する必要はないということです。

コカ・コーラ社は世の中(人々)から必要とされていることから社会的意義を満たしている企業と言えます。

人々から必要とされていないと仮定したら何十年も利益を出し続けるのは不可能です。

 

また違う視点で言うと、ESGに特化して偏重して考えると、火力発電が「悪」太陽光発電が「善」になってしまいます。

例えば東京電力が火力発電を全て止めて、太陽光発電などの再生可能エネルギーでの発電に全て切り替えると発電コストが上がります。ということは消費者か東京電力のどちらかがコスト増になった分を負担しなければいけなくなります。

→結果的に株主利益が損なわれるので持続可能性が低くなる。

 

ここで一例を挙げます。

太陽光発電の関連銘柄であるファーストソーラーの株価推移です。

環境に配慮しているからと言って、この企業に投資したいと思いますか?

社会的大儀ばっかり考えて企業経営すると株主の利益が損なわれます。

 

環境に関して言えば、バフェットも言っていますが、民間企業がそのコストを追うのではなく、政府が負うべきだと思います。じゃないと企業の持続可能性が低くなるので。

また、バフェットは「企業は社会的大儀よりも株主の利益を優先すべき」と考えています。

 

 

整理すると…

やっぱりESGに特化した投資はすべきではないと思います!

単純に「社会から必要とされている」=「永続的競争優位性を持つ企業」と考えた方が失敗が少なくなります。わざわざESGに注目しなくてもいいと思います。ESGに特化すればするほど、ファーストソーラーのような企業に投資せざるを得ず失敗する可能性が高くなると思います。

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