コロナ以降の業績比較

#680
こんにちは、チャーリーです!
突然ですが、10月からブログの投稿を少し減らしたいと思います。
その理由は、最初からずっとですが土曜日・日曜日・祝日は閲覧件数(PV数)が明らかに少ないからです。
なので、10月からは土日祝日は掲載をやめます。
土日祝日も楽しみに見てくれていた方は本当に申し訳ございません。
少し前のブログ(チャーリーの盲点)で「(株価は)企業の価値創造(キャッシュフロー創出能力)に依存する」と書きました。
言葉自体は難しいですが、要は「株価は長期的にはEPS(1株あたりの利益)に連動する」ということなんです。
そのことが書いてあったのがこの本です。
ジョン・C・ボーグル【著】、井手正介【監訳】、みずほ年金研究所【訳】
この本を読み進めていくと、単純明快に書いてありました。
「株価上昇率は長期的にはEPS増加率+配当利回りと等しくなる」と。
やっぱり重要なことはEPS(1株あたりの利益)の推移なんです!
配当利回りも大事ですが、今回は改めてEPSの推移を調べてみたいと思います。
つい先日も同じようなブログを書いたのですが、今回は2020年のコロナ以降のEPS(1株あたりの利益)の推移を調べて比較していきたいと思います。
調べる銘柄は以下の6銘柄です。
S&P500
ビザ
アップル
S&Pグローバル
ヤムブランズ
コストコ
※ 順番に特に意味はありません。
さっそくEPS(1株あたりの利益)を調べていきます。
S&P500
このS&P500を基準に今から出てくる各銘柄のEPSの値動きに注目して見てください。
ビザ
アップル
S&Pグローバル
ヤムブランズ
コストコ
コストコだけ決算月が違うので単純に比較するのが難しいですが、それでもほとんどEPSが落ち込んでいないことはハッキリとわかると思います。
S&P500のEPS(1株あたりの利益)の動きと比較してどう思いましたか??
一番悪い時期でもそんなに落ち込んでないことに気が付きましたか??
もっとわかりやすいように2019年12月末を基準にすべての銘柄を比較してみたいと思います。
※ コストコは決算月が違うので、コストコの数値だけ2月・5月・8月・11月の決算月の数値に置き換えています。
まずはどの個別銘柄を見ても最悪期にS&P500よりもEPS(1株あたりの利益)は落ち込んでいません。
その後の上昇率は劣っている銘柄もありますが…
冒頭の話に戻ります。
「株価上昇率は長期的にはEPS増加率と連動する」というのを思い出して見てください。
※ 厳密には配当利回りも足し合わせないといけません。
「長期的には」なので、2019年12末基準だとまだ長期間には値しませんが、でも考え方は2019年12月末を基準にして2022年6月末までEPS(1株あたりの利益)増加率と2019年12月末からの株価上昇率はほぼ同じになるはずです。
くどいようですが、まだ長期間とは言えませんが。
2019年12月末からの株価上昇率と各銘柄のEPS増加率を比べたら割安か割高かがすぐわかります。
例えばビザで計算してみます。
2019年12月31日~2022年9月23日
・株価上昇率
187.90ドル→ 183.96ドル
騰落率:2.09%下落
・EPS上昇率
5.48ドル→ 6.78ドル
増加率:23.72%増加
2019年12月末を基準に考えるとEPSが23.72%増加しているので、単純に株価も2019年12月末から23.72%前後上がっていないといけません。
なので割安状態なんです。
しかも、配当利回りも加味していない状態です。
整理すると…
市場平均であるS&P500と比較して各個別銘柄のEPS(1株あたりの利益)がどう推移しているのかを見てほしかったんです。
コロナ最盛期の時にどう推移したのかを見ると今後の参考になると思います。
次に株価だけを見ていると悲観的になってお先真っ暗だと感じる人もいるかもしれないので、そういう人はEPS(1株あたりの利益)と株価を比較して、本当に悲観すべき状態なのかを冷静に判断してほしいです。
コストコ以外はどの銘柄も割安状態になっています。
コストコは割安でも割高でもなくフラットな状態です。
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