短期投資家と長期投資家の考え方
#743
こんにちは、チャーリーです!
突然ですが、株価ってどういう計算式で求められるか知っていますか??
答え
EPS(1株あたりの利益)×PER(株価収益率)=株価
ビザで具体的に計算してみます。
2023年1月4日時点
EPS(7.00ドル)×PER(30.37倍)=株価(212.61ドル)
ここ数ヶ月はいろんな人と投資のことについて話す機会が増えたので、その時に感じたことを書いていきたいと思います。
上記の式を使って短期投資家と長期投資家がどういう思考なのかを説明していきたいと思います。
あくまで私が感じていることなので異論はあると思いますが…
短期投資家の思考
上記の式でいうと、「PER(株価収益率)」に焦点を置いて考えています。
どういうことかというと…
PERというのは「期待値を表したもの」なので、その企業の将来性を大きく反映しています。
この時に注意してほしいのは、短期投資家はEPS(1株あたりの利益)は全くといっていいほど気にしていません。
あくまで企業の将来性のみを判断材料にしていることが多いです。
なので「新商品(新サービス)を発売した」とか「新しい技術を開発した」とか「あのサービスはオワコンになった」などのニュースで投資判断をくだします。
何が言いたいのかというと、期待値が高ければ高いほどPER(株価収益率)が高くなるので株価が上がると考えます。
別の言い方をすると、株を買う人が多ければ株価が上がって、売る人が多ければ株価が下がると考えます。
式で表すと
EPS×PER↑=株価↑
EPS×PER↓=株価↓
一方、長期投資家の思考はというと
「EPS(1株あたりの利益)」に焦点を置いて考えます。
PERを気にしないことはないですが、気にしなくても決定的なミスにはならないです。
EPS(1株あたりの利益)が成長すると株価が上がると考えます。
式で表すと
EPS↑×PER=株価↑
EPS↓×PER=株価↓
実際にはあり得ないですが、仮にPER(期待値)がずっと変化しなかったとしても株価が上がるという思考です。
A株のPERが10年間ずっと18倍で推移しても、EPS(1株あたりの利益)が上がると株価が上がります。
※ 株価はEPSの成長率と同じ比率で上がります。
※ 永続的に競争優位性があるビジネスを保有している企業はEPS(1株あたりの利益)が伸び続けるという考えが根底にあります。
このことは株価を求める式を再度見ればわかると思います。
PERを気にしなくても決定的なミスにはならないと書いたのは、多少PERが高い(割高)水準で買ったとしてもEPS(1株あたりの利益)が成長さえすれば問題ないからです。
いろんな人と話していると言葉の端々に上記で書いたようなことを感じるんです。
最終的には自分に合った投資手法を選べばいいですが、「PER(期待値)重視」と「EPS(1株あたりの利益)重視」とでは、どちらが再現性が高いと思いますか??
両方を重視して成功した人を私は2人しか知りません。
ウォーレン・バフェット
ピーター・リンチ
整理すると…
今回のブログは難しくてわかりにくかったかもしれませんが、ここ数ヶ月ずっと感じていたことを文章にしてみました。
最後にアマゾンの創業者であるジェフ・ベゾスがバフェットに質問したことを書いて終わりにします。
ベゾス
「何でみんなあなたの投資戦略を真似しないんですか?」
バフェット
「ゆっくり金持ちになりたい人なんていないよ」