EPS(1株あたりの利益)と株価

#681

こんにちは、チャーリーです!

突然ですが、10月からブログの投稿を少し減らしたいと思います。

その理由は、最初からずっとですが土曜日・日曜日・祝日は閲覧件数(PV数)が明らかに少ないからです。

なので、10月からは土日祝日は掲載をやめます。

土日祝日も楽しみに見てくれていた方は本当に申し訳ございません。

 

 

昨日のブログ(コロナ以降の業績比較)「株価上昇率は長期的にはEPS増加率+配当利回りと等しくなる」と書きました。

今までも何回か似たようなことを書いてきましたが、今回はS&P500を対象に調べていきたいと思います。

少し前にやっとS&P500の過去のEPS(1株あたりの利益)の調べ方がわかったのでそれを基に調べていきます。

 

以下のデータはS&Pグローバルのホームページ内にあるファイルから数字を抜粋して作成しています。

そのファイルはこちら

 

 

さっそく「S&P500の推移」「S&P500のEPSの推移」を見てください。

※ 配当利回りは加味していません。

パッと見てわかると思います。

「オレンジの線」「青の線」が離れたら、引き寄せられるようにまたくっつくように推移しています。

つまり短期的には連動していませんが、長期的には連動しているということです!

 

あと、「S&P500のEPS」は世の中が騒いでいるほど、落ち込んでいないというのも調べていて感じました。

実際に計算してみます。

2022年6月末

前四半期比:7.06%減少

前年同期比:11.67%減少

減少はしていますが、歴史的な高インフレ・歴史上最速ペースの利上げをしていることを考えると思ったほど落ち込んではいません。

 

しかも、S&Pグローバルのデータが載っている表では今後の予想が載っていますが、今後は「S&P500のEPS」は増加基調になると予想されています。

 

 

話は少し脱線してしまいましたが、EPSと株価が長期的には連動しているということがわかれば後は話は早いです。

上記のグラフを見て

「S&P500の推移」>「S&P500のEPSの推移」の場合

つまり青色の線が上にある時は、割高。

「S&P500の推移」<「S&P500のEPSの推移」の場合

オレンジ色の線が上にある時は、割安。

 

なので今は株価は割安状態ということがわかります。

これを見ると悲観的になるどころか、むしろ積極的に買ってもいいと思います。

 

インデックス・ファンドの時代~アメリカにおける資産運用の新潮流という本には以下のことが書いてありました。

「強気相場か弱気相場かを気にする必要があるのか?」ということに触れています。

このことについて

「ほとんどの長期投資家にとって、強気相場は思っているほど有益なものではなく、弱気相場は思っているほど有害なものではない」と書いてあります。

 

その心は、今後のリターンに大きく影響してくるからです。

強気相場は今は株価が上がっているが、それに比例してその後の期待リターン(株価上昇率)を引き下げてしまいます。

もちろん逆もしかりで

弱気相場は今は株価が下がっているが、それに比例してその後の期待リターン(株価上昇率)が高まることで相殺されるということです。

 

これは簡単にいうと「平均回帰」しているに過ぎません。

今後も自然の摂理として「平均回帰」するので、株価はEPSの水準まで戻ります。

そう考えると今の水準で悲観的になって、株式を売却しようか迷っていることがバカバカしくなりませんか??

株式を売却しようかと悩むのは割高な時にしましょう。

 

 

整理すると…

今回調べていて改めて思ったことは、やっぱりニュースを見ると経済的に明るいニュースを流してくれないので、必要以上に悲観的になる確率が高いなと思いました。

そういう雑音を耳に入れず、ちゃんと自分で調べれば悲観的になる要素はほぼありません。

実際EPSと株価を比較すると、「長期的には株価とEPSが連動する」ということと「平均回帰」のことを理解していれば怖いことは何もありません。

でもそれと同時にやっぱり長期投資は難しいなと思いました。

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