2021年12月の米雇用統計

#470

こんにちは、チャーリーです!

世界でも日本でもオミクロン変異株が猛威を振るってコロナの感染者数が爆発的に増えてきています。

新規感染者が増えたことで経済に悪影響が生じているのかがすごく気になります。

2022年1月7日にアメリカの雇用統計が発表されたので調べていきたいと思います。

 

雇用統計とは

失業率や平均時給、非農業部門の就業者数などが発表されます。

 

まずはアメリカのコロナ新規感染者数の推移を見てみます。

    

画像引用元:NHK

1日で117万人も感染したってヤバい…

日本も東京の新規感染者が2022年1月9日時点では、1223人になって前週の約14倍に増えています。

 

 

それではアメリカの2021年12月の雇用統計の内容を調べていきます。

2021年12月なのでまだオミクロン変異株の影響が少ない時期かもしれないですが…

 

以下の表はすべてアメリカの米国労働統計局から引用したり、データを拾って作成しています。

米労働統計局はこちら

非農業部門の就業者数

これを見ると順調に回復しているように見えますが、今回発表があった内容は前月比で19万9000人就業者数が増えましたが、市場予想では前月比42万人増えると予想されていました。

 

失業率

失業率を見ると完全雇用の目安となっている4.0%を下回っています。

完全雇用状態になると、就業者数はますます伸びにくくなります。

 

労働参加率

労働参加率を見るとコロナ前も右肩下がりになっているのがわかります。

これは株高になればなるほど、働かなくても生活できる人が増える傾向にあるからだと思います。

そもそも失業率が完全雇用状態にあるっていう時点でそういうことだと思います。

 

 

FRBは利上げを始める条件として「雇用の最大化」の達成を挙げているので、この失業率だと利上げする可能性が極めて高くなります。

2022年1月5日に公表されたFOMC(米連邦公開市場委員会)の議事録を見ると、2022年3月に利上げを始めてFRBの資産圧縮にも早期に取り掛かると思われます。

 

最後にFRBの資産残高推移を載せて終わりにします。

画像引用元:FRBのホームページ

2020年のコロナ流行後にFRBの資産が急上昇しているのがわかります。

この資産残高を減らして正常化することが最終着地になります。

 

 

整理すると…

いいのか悪いのかわかりませんが、コロナ流行後の株高で資産が大幅に増えたことで、もう働かなくてもいいやって思う人が増えていることは間違いないと思います。

失業率もこれ以上はそうそう簡単には下がらいと思いますし、働く人が増えないとインフレが解消しにくいし、今年は株価にとっては受難な年になるかもしれないです…

そうなれば2021年よりも100倍企業業績が重要になってきます。

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