アメリカの雇用状況はどうなっているのか??

#139

こんにちは、チャーリーです!

2020年12月4日にアメリカの11月の雇用統計の速報値が発表になったので、今回はその雇用統計について書いていきます。

 

まず雇用統計とは何か?

アメリカ労働省労働統計局が毎月、非農業部門雇用者数の雇用者数や失業率などを発表しています。

アメリカの場合、失業率が3%台になると完全雇用状態と言われています。

※ 完全雇用は、転職などで一時的に無職になる人がいるので失業率0%というわけではない。

 

2020年11月に発表された非農業部門の雇用者数と失業率は以下の通りです。

非農業部門の雇用者数: 前月から24万5000人増えた。

失業率: 6.7%

 

正直これだけ聞いてもいいのか悪いのかが判断できないので、過去発表されている雇用統計の流れを見てください。

データ元:米国労働統計局

 

 

コロナ前のアメリカは失業率が3.5%だったので「完全雇用状態」でした。

今回発表された速報値は一番失業率が高かった2020年4月の失業率14.7%からは改善していますが、失業率だけ見てもいまいち想像しにくいです。

非農業部門の雇用者数で見ると、実際働いている人数がわかるので想像しやすいと思います。

 

最悪期から増えたとは言え、まだコロナで働く人が減った人数の55.56%しか働いている人数が回復していないことがわかります。

このデータを見る限りだと、アメリア経済はまだまだ回復の道半ばだというのがよくわかります。

 

じゃーなんで経済が回復していないにも関わらず株価だけ上昇しているのか?

雇用状況がコロナ前より改善していないにも関わらず株価(NYダウもS&P500)がコロナ前の水準を超えて過去最高値まで上がってきています。

 

この理由は以前のブログでも書きましたが、ワクチン開発&承認による経済活動の復活への期待とFRBによる金融緩和策の影響です!

 

 

整理すると…

11月の雇用統計の内容を見ると、アメリカの雇用者数はまだコロナで失業した人数の約55%しか回復していないことがわかりました。

経済状況がコロナ前まで回復していないのに、株価先行で上昇しているのでバブルだと思っている人もいると思います。

その通りで、個人的には今の相場は間違いなくバブルだと思います!

ただ、このバブル相場は中央銀行(FRB)が金融緩和を続けている限り続くと思いますので、今はまだ強気で臨んでもいいと思います。

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