今後の世界経済成長見通しはどうなのか??

#176

こんにちは、チャーリーです!

コロナウイルスが流行して約1年が経とうとしています。実体経済が回復していないのに株価だけ上がっているので薄気味悪いですが、来年以降の世界経済はどうなるのかを調べてみたいと思います。

 

IMF(国際通貨基金)が2021年1月26日に世界経済の成長率見通しを改定したので、その内容に沿って書いていきます。

以下の全ての表はIMFが1月26日に発表したレポートを基に作成しています。

IMFが発表したレポートはこちら

 

 

まずはIMFが予測している2022年までの経済見通しを見てください。

 

※ この予測値は2021年夏までにコロナのワクチンが広く普及することが前提で試算されています。

インドが急回復しているのは、3億人のワクチン接種を急いでいることと、ロックダウン緩和後に2020年の回復予想以上に力強かったことが影響しています。

 

 

次に具体的の数字も確認しておきます。

 

世界経済は各国の巨額の財政出動が功を奏して、2020年半ばから回復し始めています。

なのでこのレポートで経済成長の数字が上方修正されています。

 

上方修正された内容は以下の通しです。

上方修正される前は2020年10月に予測されていた数値です。

2021年予測も2020年予測も大きく上方修正されている国はアメリカインドです!

アメリカはバイデン大統領の「バイデノミクス」が計画されているからです。

 

バイデノミクスとは…

経済対策のことで、コロナ対策で1.9兆ドル(約200兆円)インフラ投資などで10兆ドル(約1050兆円)もの巨額投資で経済回復・成長へ動き出す予定だからです。

ただ、その副作用としてアメリカは財政赤字が拡大して、その財政の財源確保のために10年間で4兆ドル(約420兆円)もの大増税を検討しています。

 

 

整理すると…

ワクチン接種が予定通り進めば、世界経済は2019年比で考えてもプラスに成長します。日本は2022年になっても2019年比でほぼトントンっていうのが気になります。

世界全体で見ると2021年や2022年の経済成長を先取りして株価が上がっているというのがわかりますが、日本は成長しないのに株価だけ上がっていることはよーく覚えておく必要があると思います。

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